賃貸一戸建てをDIYリノベーション! たった15万円でキッチン、寝室など丸ごと再生したテクニックとは?(3/7ページ)
嶋崎都志子
2017/06/08
狭い家に引っ越してライフスタイルが変わった
いまの一軒家を借りることが決まって、Sさんがまず作業したのは、
・キッチンの床と壁のタイル貼り
・洗面台の交換
・トイレの壁の漆喰とタイル貼り
でした。
これらの作業は、物が置かれる前のほうがやりやすいので、引越し前に作業するのがおすすめということです。
一方、DIYでやるには、なかなか作業がむずかしい浴室のカビ取り、配管清掃などは専門業者に依頼しました。
実際に引っ越しすると、Sさんにとって狭い空間に住むのは意外にも心地良かったといいます。
広い家では、置き場所があるがゆえに、あまり考えずに購入していた雑貨なども、”本当に必要なのか?”と常に吟味して選ぶようになり、ライフスタイルそのものが劇的に変わったのだとか。
さらに、広い空間だからこそかかっていた電気代や、掃除の労力も減るというおまけもついてきたそうです。
子どもの頃から、新しい素材よりも、古い木材のキズや曲がってしまった風合いに惹かれたというSさん。日々、狭さと古さを楽しみながら、どうしたら快適に過ごせるのか、手元にある材料でどんなことができるかを考えながら、週末ごとにDIYで住まいを変えていく楽しみがあるそうです。
この記事を書いた人
DIYアドバイザー、インテリアコーディネーター
ハウスメーカーや内装会社などでの施工現場経験を活かし、雑誌、テレビのDIY監修やプチリフォームのアドバイスを行なっている。著書に「初めてでも自分でできる住まいの修繕とメンテナンス」(成美堂出版)など。