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カッティングシートやフロアマットが大活躍!

賃貸一戸建てをDIYリノベーション! たった15万円でキッチン、寝室など丸ごと再生したテクニックとは?(2/7ページ)

嶋崎都志子嶋崎都志子

2017/06/08

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大家さんにセンスを認められて「自由にしていい」というお墨付き

以前は、いまの物件の近くにあるビルの一室を借りていたというSさん。広いワンルームのような空間は、たくさんの仕事の資料や自分たちの荷物であふれかえっていたといいます。

昨年、諸事情により新しい住居を借りなくてはなり、家探しを始めたSさんが出会ったのがいまの一軒家でした。

さきほども触れたように、もともとSさんは、近隣の築古物件をいくつかリノベーションして再生してきました。そのSさんのセンスを認めた大家さんが、自分の持ち家である一軒家を貸してくれることになったのです。しかも、Sさんの自由にしていいというお墨付きです。

3K(6畳3間)の一軒家とはいえ、以前の住まいと比べるとだいぶ手狭になったそうです。そのため、オフィス兼住居をいまの一軒家に移すには、大量の荷物の処分を迫られたということでした。

DIYとの出会いはハローワークで紹介された職業訓練校で

Sさんが、DIYアドバイザーという職業に出会ったのはいまから10年前のこと。子育て中の専業主婦だったSさんが、仕事を探しにハローワークへ出向いたことがきっかけでした。

ハローワークで紹介された職業訓練校にはDIYアドバイザー科があり、Sさんはそこでものづくりや修繕を学んだそうです。Sさんは、学生時代にプロダクトデザインなどを学んでいたため、相性の良い学科だったといいます。

始めた当初は素人同然、失敗も多かったそうですが、その失敗があったからこそ、いまでは段取りよく作業を進められるようになったそうです。

たとえば、室内の作業を行なう際には、「天井→壁→床」の順番で行なうのが基本です。

床の作業を先に進めてしまうと、せっかく綺麗に貼った床に天井作業の埃やゴミが落ちてしまって、掃除が二度手間になるからですが、最初はそれも知らなかったといいます。

職業訓練校を卒業した後は、DIY番組の裏方を務めたり、地元のリノベーション事業に携わったりすることで、Sさんは、徐々に経験値を増やしていきました。

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この記事を書いた人

DIYアドバイザー、インテリアコーディネーター

ハウスメーカーや内装会社などでの施工現場経験を活かし、雑誌、テレビのDIY監修やプチリフォームのアドバイスを行なっている。著書に「初めてでも自分でできる住まいの修繕とメンテナンス」(成美堂出版)など。

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