塗装も自由! 2x4材と突っ張り金具で「釘打ち」できる柱と壁をつくる(4/4ページ)
嶋崎都志子
2016/11/03
柱をいくつか組み合わせて壁面収納も
ちなみに、2x4材はパイン材を中心とした木の節目がある樹種が多く、木目の柔らかい風合いを楽しむことができます。部屋のなかに木の柱が1本立つだけでも、インテリアがナチュラルな雰囲気になります。
無塗装の材木なので水性塗料で好きな色を塗ったり、オイルステインと呼ばれる染み込むタイプの着色剤で木目を生かした柱にしてみたり、自分なりのアレンジをしてみてもいいのではないでしょうか。
柱を取り外すには、取り付けたときと逆の順番で木材を天井に押しつけながら、下パッド部分をゆっくりと手前に滑らせるだけ。簡単に取り外すことができます。
また、柱をいくつか組み合わせて設置すれば、ベニヤ板を貼ったり、棚をつくったりと大型の壁面収納を設置することもできます。突っ張り機能で固定する柱なので、書籍のような重いものを収納する棚には向いていませんが、マイコレクションを飾るディスプレイ棚や、普段は使わない季節のレジャー用品の収納など、アイデア次第で使い方は無限に広がります。
各メーカーのホームページでも施工例が紹介されていますので、是非参考にしてみてください。
(参考ページ)
スプリング構造タイプ「ディアウォール」 若井産業株式会社
この記事を書いた人
DIYアドバイザー、インテリアコーディネーター
ハウスメーカーや内装会社などでの施工現場経験を活かし、雑誌、テレビのDIY監修やプチリフォームのアドバイスを行なっている。著書に「初めてでも自分でできる住まいの修繕とメンテナンス」(成美堂出版)など。