ドイツ発、「BUTLERS」の”シャビーシック”な家具が大人気(2/2ページ)
パップ英子
2016/07/31
インテリア好きが注目する”シャビーシック”な家具たち
「BUTLERS」の店内写真 (c)FinoMagazin
アンティーク家具がお好きな人なら、”シャビーシック”な家具もおそらくお好きな人が多いかと思います。
ペンキが絶妙に剥がれているのがオシャレに感じる”シャビーシック”なアイテムですが、それらの色合いはベースがピュアなホワイトであることが多く、その上に淡いピンクやブルー、グリーンなどをミックスしたカラーが多いのも特徴です。
写真に映るクローゼットもまさに、ホワイトベースの上に水色やゴールドを重ね塗りして、そこからわざとペンキを剝がしたような塗装をしていますよね。
「BUTLERS」の店内写真 (c)FinoMagazin
こちらの家具コーナー、右側に映るダイニング仕様のチェストたちも、先ほどのクローゼットよりもさらに塗装が剥がれたように仕上げていますが、とても味わいがあって魅力的ですよね。
色合いが少しアジアン風に見えるからでしょうか、なぜか“大仏”の置物がテーブルの上に!
日本ではあまり見かけない光景かと思いますが、ヨーロッパではこのように、アジアン調なコーディネートの際、大仏や涅槃像などの仏像をインテリア雑貨のようにディスプレイしているのを多々見かけます。
キリスト教徒が多いヨーロッパの人たちにとって、異教である仏教の世界、とりわけ仏像はそのフォルムに神秘性を感じ、とても魅力的に映るようです。
「BUTLERS」の”シャビーシック”なオリジナル家具、ほかにもいくつかご紹介しましょう。
「BUTLERS」の店内写真 (c)FinoMagazin
リビングでも使用できそうな、古き良きダイニングセット。
前回のコラムまでに色相環や、色の3属性などについてご説明しましたが、それらの色彩学をもう一度、チェックいただきながら、「BUTLERS」の家具をご覧いただくと、色の法則が活用されていることがわかるかと思います。
「BUTLERS」の店内写真 (c)FinoMagazin
ソファもホワイトでそろえ、ピュアホワイトをベースにしたリビングテーブルが印象的な家具コーナー。日本家庭は壁が白い家がとても多いので、シャビーシックな家具でもこのようなホワイトベースのテーブルなどはかなり重宝しそうですね。
いかがでしたか?
今回はブダペストでも人気の、ドイツ生まれのインテリア家具・雑貨ブランド「BUTLERS」の店内をご紹介しながら、インテリアファンに愛される“シャビーシック”なスタイルについてご説明しました。
ご自宅にぜひ、“シャビーシック”なアイテムを取り入れて、いつものインテリアにスパイスを効かせてみてはいかがでしょうか?
この記事を書いた人
“FinoMagazin”(フィノマガジン)主宰(編集長)
ハンガリー在住コラムニスト。 食品会社でワインインポーター業務に従事した後、都内の広告代理店に転職。コピーライター、ディレクターとして勤務。百貨店やデパート、航空会社、ベビー・ブランド等のクリエイティブ広告で、インテリア製品のコピーライティング、ディレクション等を数多く手がける。 2013年、夫の国ハンガリーに移住後も育児に奮闘しながら執筆業に邁進。日本の雑誌(出版社)でハンガリー紹介記事(取材・撮影・文)を担当。また、自身とハンガリー人クリエイターとで運営するブダペスト発ウェブメディア“FinoMagazin”でもインテリアを含めたライフスタイル全般コラムを連載。美容メディアにてビューティ・コラム連載、その他、企業のWEBサイトや企画書制作、日本のTV局、広告代理店、メーカーからの依頼でハンガリー現地ロケ・コーディネート等、多岐に渡る業務をこなしている。 自身主宰のハンガリー情報WEBメディア “フィノマガジン” http://www.finomagazin.com/