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週末は田舎暮らし! を始めよう(8)

人も自然も美しくあれ! サトヤマビクスのすすめ(2/2ページ)

馬場未織馬場未織

2016/03/04

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楽しむこと、美しくなること

とはいえ、「田舎暮らしをすると美しくなる」なんていう短絡的な宣伝はしません。そもそも、何を美しいと感じるかは、主観の問題ですしね。

でも、太陽のもとで土の匂いを嗅ぎながら過ごす時間の健やかさは何にも代えがたいものですし、それが心や体に影響していると考えてもおかしくないとは思います。ひょっとしたら、美味しい野菜が食べられる、旬の食材を積極的に取り入れるようになる、といった食生活のあり方も影響してくるかもしれません。

また、草刈りをしたり、裏山の枯れた木や竹を引っ張ったり運んだりして整理するなどの作業はそれなりの体力を使いますから、太りにくくなる、という効果もあるかもしれず。フィットネスクラブにお金を払ってトレイニングをするのもいいけれど、里山がきれいになって体もきれいになる「サトヤマビクス」は一石二鳥だぞ!と、思いますよ。

さて、これから徐々に、紫外線の強い季節に入ります。

それなりに気をつけながら、野外での暮らしを思いっきり楽しみましょう。

 

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この記事を書いた人

NPO法人南房総リパブリック理事長

1973年、東京都生まれ。1996年、日本女子大学卒業、1998年、同大学大学院修了後、千葉学建築計画事務所勤務を経て建築ライターへ。2014年、株式会社ウィードシード設立。 プライベートでは2007年より家族5人とネコ2匹、その他その時に飼う生きものを連れて「平日は東京で暮らし、週末は千葉県南房総市の里山で暮らす」という二地域居住を実践。東京と南房総を通算約250往復以上する暮らしのなかで、里山での子育てや里山環境の保全・活用、都市農村交流などを考えるようになり、2011年に農家や建築家、教育関係者、造園家、ウェブデザイナー、市役所公務員らと共に任意団体「南房総リパブリック」を設立し、2012年に法人化。現在はNPO法人南房総リパブリック理事長を務める。 メンバーと共に、親と子が一緒になって里山で自然体験学習をする「里山学校」、里山環境でヒト・コト・モノをつなげる拠点「三芳つくるハウス」の運営、南房総市の空き家調査などを手掛ける。 著書に『週末は田舎暮らし ~ゼロからはじめた「二地域居住」奮闘記~』(ダイヤモンド社)、『建築女子が聞く 住まいの金融と税制』(共著・学芸出版社)など。

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