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インテリアカラーの組み合わせ方2

空間、生活動線、インテリアサイズのバランスの取り方(2/2ページ)

MieMie

2020/01/15

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ソファ、テーブル、テレビ……生活動線を考えたスペースとは?

ソファから30~50インチのテレビであれば、距離の目安は1400mmを基準に画面の大きなテレビを置く場合は距離をプラスすることで快適さが生まれます。

ソファとローテーブルまでの距離は、間を空けすぎるとテーブルが使い難くなるため、テーブルに無理なく手が届く、脚を軽く曲げてリラックス出来るスペース、具体的には約300mm以内に収めるのがベストです。

そのローテーブルからテレビまでの距離は約600㎜のスペースがあると使い易くなります。ソファ、ローテーブル、テレビボードを選ぶ際に「生活動線」を少しでも確保したい場合には、奥行きサイズの短い家具選びが重要となります。

特にソファの奥行きサイズを短くすることで生活動線が広く確保できます。例えば、部屋サイズが奥行き2700mmの想定で、奥行きサイズのある家具を置いた時に、ソファの座り心地を最優先した場合(図1:奥行920㎜)は奥行きが長くなる為に生活動線がその分だけ短くなり、テーブルからテレビボードまでの距離が480㎜の狭い生活動線になります。

一方、同じく部屋サイズが奥行き2700mmの想定で生活動線を重視してコンパクトなソファ(図2:750㎜)やテレビボード(図2:360㎜)を配置するとテーブルからテレビボードまでの生活動線が810mm確保され、比較すると約330mm、生活動線を長くすることが出来ます。

このようにライフスタイルに合わせた空間、インテリア、生活動線の比率を考える事も「居心地の良い空間作り」に大切なことになるのです。

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この記事を書いた人

MIE色彩研究社代表

自由が丘産能短期大学能率課インテリアコーディネーター課程卒業。産業能率大学情報マネジメント学部卒業。東京商工会議所カラーコーディネーター検定試験認定講師。電子機器製造メーカー、産業機械商社に勤めながら、社会人学生として産業心理学を学び、色彩と人間の意識との深い結びつきに共感。さまざまな社会経験を通して、色彩と人の意識に関わる数多くの実証の基、色彩スペシャリストとして事業を展開。東京都中央区銀座のオフィスではこれまでに培ったパーソナルカラー、空間色彩、商品色彩、カラースクール、色彩セミナーなどを個人、法人を問わず全国で行っている。趣味は街散策。

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