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保険商品にも進むテクノロジー。

「インシュアテック」ってなに?(2/3ページ)

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ビッグデータを活用した健康増進型保険

まず、インシュアテックによる生命保険や医療保険の商品の代表例が、健康増進型保険です。

健康増進型保険はビッグデータやIoTを活用し、健康診断や一定の運動などに取り組む人、あるいは基準よりも健康体であるとみなされる人を対象に、保険料を割り引きするといったメリットを提供する商品です。

とくに、住友生命の『Vitality』がインシュアテックを推進した商品としては分かりやすい例でしょう。消費者が契約するにあたって、ウェアラブル端末やスマートフォンの活用が必須となるからです。ウォーキングをしたりスポーツイベントに参加したりしたことがデータとして蓄積され、それによって契約者はポイントを獲得できるなどというメリットがあります。

今後、加入者が増えれば事業者はより多くのデータを得られ、さらに効率的な商品の開発につなげることができるようになります。その結果、たとえば実年齢ではなく健康年齢で保険料を算出されるといった商品が増え、消費者が自分の健康状況やライフスタイルなどにより適した保険に加入できるようになるでしょう。

→参考『健康増進型保険』のメリットと注意点

損害保険にポチっと加入できる『LINEほけん』

次に、損害保険です。損害保険におけるインシュアテックは、消費者もかなり身近に利用できるものが増えています。

その代表が『LINEほけん』です。LINEを利用していれば簡単に加入できる保険です。

しかも、無料で加入できる保険も用意されており、ハードルはかなり低く、これまでの生命保険や損害保険などのように「保険に加入しなくては……」という固い感覚もあまりありません。

LINEの無料保険の代表が、「無料でもらえるスマホのおまもり」。スマートフォンを落としたときに損害を1万円まで1回補償してくれるというものです。保障期間は3カ月で、保険期間が終了すると自動解約となります。

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この記事を書いた人

賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン『ウチコミ!タイムズ』では住まいに関する素朴な疑問点や問題点、賃貸経営お役立ち情報や不動産市況、業界情報などを発信。さらには土地や空間にまつわるアカデミックなコンテンツも。また、エンタメ、カルチャー、グルメ、ライフスタイル情報も紹介していきます。

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