クッションフロア施工のポイント大公開!(前編)(3/3ページ)
内村恵梨
2019/04/25
角以外の部分のカット
(写真⑤1、パーキリ 2、地ベラ前の粗切り3、皮スキで端をおさえる 4、地ベラをあてて切る)
角がカットできたら、パーキリという道具を使って一気にカットしていきます。(写真⑤-1) きれいにカットするコツは、角にぐっと力をこめるような感じで押しながら切ります。このパーキリという道具があると、簡単できれいにカットができます。
パーキリが入らない部分や、パーキリがない場合は、地ベラと皮スキを使ってカットをします。
まず、カッターを壁に沿わすような感じで、写真⑤-2のように、ほんの少しだけ余分が残るように粗切りします。その後、皮スキを使って端のクッションフロアを押し込むように押さえます。
この時に使う皮スキは、新品のものだと角が鋭利で危ないので、コンクリートなどでがりがりと角を丸くしておきます。
最後に、地ベラを当ててカットしていきます。(写真⑤の4)
いかがでしたか? 今回は施工の流れと細かいポイントについてご紹介しました。
次回(クッションフロア施工のポイント大公開! 後編)は、この続きで、2枚のクッションフロアをつなぎ合わせる「重ね切り」、そしてトイレの床の施工についても詳しく説明していきます。お楽しみに!
この記事を書いた人
匠アカデミージャパン 事務局長 (運営:株式会社イマジンネクスト)
匠アカデミージャパンは2016年に開校した内装リノベーションのスクール。 単にDIYのノウハウを教えるスクールではなく「人生100年時代の大人の学び直し」の場として、副業やセカンドキャリア、定年後の生き生きとしたライフスタイルに生かせる技術を身につけることを提唱している。 講習内容は、クロスや床材の張り替えや、賃貸住宅大家さん向けワンルームの原状回復コースなど、まったくの経験のない方に対してDIYを超えた職人の技を伝授。照明プランニングや内装コーディネートのセミナーなども開催中。 http://www.takumi-ac.jp/