シンプル派、ワンポイント派、大胆派 壁紙張り替えの効果と作業のキホン(2/3ページ)
内村恵梨
2018/07/24
自分で壁紙張り替えて、お部屋をリフレッシュ
before
ではここで、自分で壁紙を張り替える際に参考としていただきたい、3つのおススメ施工パターンをご紹介していきます。
まずは、「そんなに冒険はしたくない」という方におすすめ、シンプルな無地の壁紙で張り替えをするパターンです。
名付けて、「白は間違いない戦略」。
一般的な住居の壁紙がほとんど白っぽい色のものが多いことからもわかるように、白系無地壁紙はどんなテイストの家具にも合い、部屋が明るく見えます。しかも材料が量産されていて価格が安く、柄合わせも必要なく施工が簡単! 迷ったらとりあえず人気のものを選んでおけば間違いないということですね。
after
元々の壁紙が古くなり汚れてしまっているという部屋ですから、同じような白い壁紙で張り替えるだけで、とても清潔感のある部屋に! 一気に新築のような雰囲気になります。
ワンポイントアクセントでちょっと冒険
次に、「部分的にちょっと冒険してみたいなぁ」という好奇心旺盛な方におススメなのが、部屋の一面だけを他の面と違う壁紙にして部屋にアクセントを持たせる、「アクセントクロス戦略」です。(クロス=壁紙)
一面だけ違う壁紙にするのはちょっとと思いがちですが、実はアクセントクロスを張る面以外は量産ものの白系の壁紙にして、一面だけを別の色や柄を取り入れるだけで一気にオシャレ度アップ! これはファッションと一緒ですね。差し色ってやつです。
写真は、出窓のある一面だけをレンガ調にして、カフェのような雰囲気のナチュラルかわいいお部屋に変身させた事例です。
アクセントクロスの良いところは、コストをおさえつつオシャレ見せできるというところ。
しかも無地の壁紙に慣れている日本人にとって、全面柄物だと柄がうるさすぎて落ち着けないので、一面くらいがちょうどいいのです。
もう一つの事例の写真がこちら。
一面だけグレー系の壁紙でアクセントを入れることで、シックで洗練されたお部屋に。
こういった色だと、男性女性問わず万人受けしますし、どんな色の家具を持ち込んでも似合います。
この記事を書いた人
匠アカデミージャパン 事務局長 (運営:株式会社イマジンネクスト)
匠アカデミージャパンは2016年に開校した内装リノベーションのスクール。 単にDIYのノウハウを教えるスクールではなく「人生100年時代の大人の学び直し」の場として、副業やセカンドキャリア、定年後の生き生きとしたライフスタイルに生かせる技術を身につけることを提唱している。 講習内容は、クロスや床材の張り替えや、賃貸住宅大家さん向けワンルームの原状回復コースなど、まったくの経験のない方に対してDIYを超えた職人の技を伝授。照明プランニングや内装コーディネートのセミナーなども開催中。 http://www.takumi-ac.jp/