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景気がいいと不動産投資は儲からない!?

不動産に1億円を投資すると月の儲けはいくら?(3/3ページ)

尾嶋健信尾嶋健信

2016/01/27

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そんな彼が最近考えているのが、不動産投資で副収入を得ること。そして、もしそちらのほうで成功したら、サラリーマンを辞めて、賃貸経営で悠々自適の生活を送りたいといいます。

 彼のように、外資系企業勤務で年収1000万円を超えるビジネスマンには、銀行も喜んでお金を貸します。おそらく、年収の20倍の2億円までは貸してくれるでしょう。銀行側からすれば、2億円程度の小口融資を数多く実行するほうが、リスクが分散されて好都合なのです。

 実は私の知人のほうにも、不動産投資を早く始めたい事情があります。なぜなら、彼の勤める外資系企業では最近、早期希望退職者を募り始めたから。もしかすると、近い将来、彼も退職しなければならなくなるかもしれません。だとすれば、年収1000万円超がキープできているいまのうちに、銀行から融資を受けておいたほうがよさそうです

 このように、不動産投資にある種の夢を抱くビジネスマンは跡を絶ちません。かくして、不動産投資セミナーが連日盛況なのは、以前の記事でご報告した通りです。

(参考記事)
無料の不動産投資セミナーに参加してみたら一体どうなるのか?

セミナーに参加する人たちの多くは、不動産投資の現状を知らない「情報弱者」ですが、なかには「利益が出ないのは知っているけど、買えるうちに不動産を買っておきたい」という人もいるのです。

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この記事を書いた人

満室経営株式会社 代表取締役

1970年、神奈川県逗子市生まれ。青山学院大学経営学部卒業。 大学卒業後、カメラマン修行を経て、実家の写真館を継ぐ。その後、不動産管理会社に勤務。試行錯誤の末、独自の空室対策のノウハウを確立する。 2014年時点で、500人以上の大家さんと4000戸以上の空室を埋めた実績を持つ。著書に「満室革命プログラム」(ソフトバンククリエイティブ)、「満室スターNO1養成講座」(税務経理協会)がある。 現在、「月刊満室経営新聞(一般社団法人 日本賃貸経営業協会)、「賃貸ライフ(株式会社 ビジネスプレス出版社)」にコラム連載中。 大前研一BTT大学不動産投資講座講師。

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