ウチコミ!タイムズ

賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン

味方のはずが強力なライバル? 管理会社と付き合うために賃貸住宅オーナーが知っておきたいこと(4/4ページ)

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

仕事の「正義」に悩む人たち

管理会社の多くが抱える事業構造上の矛盾について述べた。もっとも現在、実際には多くの管理会社がこうした矛盾を抱える場合でも自社の損得に安易に動かされることなく、いわば良心的に仕事をしている。

物件管理部門はオーナーのために、入居者募集部門は入居希望者のために、それぞれの顧客満足こそを第一に日々働いているということだ。

すなわち、たとえば前者はオーナーとともにテナント・リテンションに励むことでオーナーに寄り添い、後者は窓口にやってきた入居希望者の希望に応えるため、つねに最善の提案を心掛けるといったかたちだ。

また、こうした働き方は、現代の日本人(特に若い日本人)の多くが備えているよき倫理性の表れでもある。それゆえ、仕事における“正義”に悩む若者が昭和の昔などに比べいまは格段に多いということも余談ながらいえることだろう。

そうしたうえで、一方では投資する側は賢くなければならない。そのためには手を携えるパートナーのさまざまな面についてもよく知る必要がある。つまりはその点こそが、当記事が読者に伝えたい主旨となる。

【この著者のほかの記事】
人気のフリーレント物件のウラ側 借りる際の3つの注意ポイント
ペット不可の物件でも小鳥やハムスターなら飼える? 答えは契約書の中にある
駅近、最上階角部屋…人気だけど住んでみてガッカリ? おススメしたい「覚悟」の部屋選び

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

この記事を書いた人

編集者・ライター

賃貸住宅に住む人、賃貸住宅を経営するオーナー、どちらの視点にも立ちながら、それぞれの幸せを考える研究室

ページのトップへ

ウチコミ!