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ペット不可の物件でも小鳥やハムスターなら飼える? 答えは契約書の中にある(1/4ページ)

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イメージ/©︎dariozg・123RF

まずは契約書を開こう

多くの賃貸住宅がいわゆる「ペット不可」の決まりを定めている。では、そのペットとは具体的にどんな動物を指すのだろうか? 「ペット不可です」と言われたら、それは虫や金魚も含めてすべての生き物を飼えないことを意味するのだろうか?

実はこの答え、実態はケースバイケースでかなり曖昧なのだ。この記事ではその辺りについてガイダンスしていきたい。ペット不可の物件に住みつつも「何か生き物を飼いたいな」と思っている人にとって、ひとつの参考になるだろう。

ちなみにペットといえば多くの人が犬か猫をイメージする。なので、賃貸住宅の貸主(オーナー・大家さん)が、「ウチの物件はペット不可」としている場合も、多くは「犬・猫を飼うのはやめてね」の意味になる。

すると、「犬や猫より小さくて、鳴き声といえるほどの声も出さないハムスターやウサギなら大丈夫なのかな?」「小鳥はどうだろう?」「爬虫類は?」と疑問が生じてくるが、そのときはまず契約書を開こう。

あなたがオーナーと交わしている建物賃貸借契約書に大抵その答えが書かれている。

危険・迷惑な動物は当然ダメ

契約書を開いたら、まずは「禁止事項」に注目してほしい。

なお、禁止事項については、契約書によって表題や書かれ方がさまざま違っている。例えば、条件付きの「制限事項」と併せて「禁止または制限される行為」に括られているなど、よくあるパターンだ。

ともあれ、コレと思われる箇所を見つけたら、内容に目を通してみよう。そこには、借主(入居者)が行ってはいけない行為のひとつとして、下記のような一文が記されていることが多いはずだ(禁止事項をまとめた「別表」に掲げられていることもある)。

「猛獣、毒蛇等の明らかに近隣に迷惑をかける動物を飼育すること」

読んで字の如くだ。これは要するに、危険なため逃げ出すと周りの人が戸締りや避難をせざるをえなくなるような生き物や、鳴き声が非常にうるさい鳥やケモノ、悪臭を放つ動物など、「そばで飼われていると、みんなが困る」あらゆる生物を指している。

すると、たとえ小さくとも毒グモが万が一脱走し行方が分からなくなれば、近所の住民も巻き込んだ事件となる。よって、当然飼育はできない「近隣に迷惑をかける動物」にあてはまることとなるわけだ。

すなわち、いまはほとんどの賃貸契約において、こうした禁止事項に定めることにより、いわゆる危険動物や一般常識として迷惑な生き物については飼育を認められないかたちがとられている。

よって、たとえペット可を謳う物件であっても、どんなペットでも「可」というわけではなく、通常は契約上、上記の決まりごとがちゃんと押さえられているはずだ。

そのため、「吠える心配はないし、部屋を傷つける可能性もないのに」と愛好家がいくら思っていても、毒グモやニシキヘビを飼える物件というのは特殊な例を除き、存在しないことになるわけだ。

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この記事を書いた人

編集者・ライター

賃貸住宅に住む人、賃貸住宅を経営するオーナー、どちらの視点にも立ちながら、それぞれの幸せを考える研究室

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