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ファミリー向け分譲マンションに特化した不動産投資法――ファミリー向け分譲マンションで不動産投資をする理由②(1/4ページ)

横山 顕吾横山 顕吾

2021/07/17

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イメージ/ronyzmbow・123RF

自分の住みたいと思う物件を提供する――。そんな想いを持ち、広島県を中心に分譲マンションを区分で購入、賃貸として貸し出す賃貸住宅オーナーの横山顕吾さん。「ひろしま大家の会」の代表でもあり、自身を「分譲マンションコレクター」と称し、入居者に素敵な分譲ライフを提供するため日々尽力しているという。本連載は、横山さんが考える不動産投資、賃貸経営、オーナーのあるべき姿などをお届けしていきます。

分譲マンションが低リスクNo.1

前回のコラムから、なぜ私がファミリー向け分譲マンション不動産投資をしているのかの理由をお伝えしています。それは、ファミリー向け分譲マンション投資は他の不動産投資と比較して断トツの「低リスクNo.1!」と判断したからです。その判断理由の二つを前回のコラムでお伝えしました。

その一つ目の理由が、一棟物のアパート・マンションや戸建てと比較して、構造体や設備、デザインが分譲仕様のため、賃借人から積極的に「住みたい」と思っていただける可能性が高いということです。

二つ目の理由が、ファミリー向け分譲マンションは「構造体がしっかりしている」からでした。今回のコラムでは、まだまだある分譲マンションが低リスクNo.1の理由をお伝えします。

綿密に計算され 多くの人が「所有したい」と思う立地

三つ目の理由は、分譲マンションはマンションデペロッパー(販売会社)が事前に綿密な調査をして土地を仕入れ、建築しているため好立地の物件が多いです。不動産は「立地がすべて」という人もいるくらい「立地」は重要です。国としても、土地は公示価格、相増税路線価、固定資産税路線価の三つの評価をしています。それくらい土地を国家の資産として重要視しているわけです。

では「好立地」とはどういう立地のことをいうのでしょうか? 地価の高額な土地が「好立地」でしょうか? 不動産投資家であれば、路線価を基準とした積算価格より安く購入できることが「好立地」と考える方もいるかもしれません。

いろんな考え方がありますが、単純に売買の回数を考えてみます。つまり、一つの土地(一筆といいます)を多くの人が「所有したい」と思うのかどうかということです。

一棟アパート・マンションや戸建ての売買の場合、売主は1名(1社)で、買主も1名(1社)です。双方の合意金額で契約成立です。売買回数は1回です。

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この記事を書いた人

マンション管理士、管理業務主任者、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、賃貸経営アドバイザー、防火管理者、損害保険募集人

1970年岡山市生まれ。筑波大学体育専門学群卒業後、転職を繰り返し、6つ目の勤務先として分譲マンション管理会社に就職。2008年から一般財団法人日本不動産コニュニティー(J-REC)広島支部長を務め、12年に投資用分譲マンション2戸を取得。17年に区分マンション所有に特化した専業家主へ転身。趣味はリフォーム、ラグビー観戦。

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