賃貸住宅オーナーは「幸せそう」「いやそうは見えない」違いのカギは利他的行動?(3/3ページ)
ウチコミ!タイムズ編集部
2021/06/29
賃貸住宅オーナーは幸せな人が多い?
以前銀行員を辞め、専業のオーナーへ転身された方に、その思い切った決心の理由をお聞きしたことがある。答えは、
「仕事でお付き合いしたお客様のうち、資産も豊かで、人生が幸せそうに見えた人に、オーナーがとても多かった」
なので、自分もその道をということだった。
一方、東京のある下町の、地場の老舗不動産会社の社長には、こんな話を幾度も聞かされた。
「口を開けばいつも不満だらけ。家族も笑顔がなく、家の中はどんより。資産は有り余っていても、とても幸せそうには見えない人がオーナーには結構いる」
これら、異なる見え方の間に横たわっているものは何か?を考えるとき、そのカギのひとつとして、今回紹介したレポートのテーマとなっている「利他的行動」は、意外に大きな存在になっているのではないかと、常々思っている。
「ニッセイ基礎研究所 他人の幸せの為に行動すると、幸せになれるのか?-利他的行動の幸福度への影響の実験による検証」
この記事を書いた人
賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン『ウチコミ!タイムズ』では住まいに関する素朴な疑問点や問題点、賃貸経営お役立ち情報や不動産市況、業界情報などを発信。さらには土地や空間にまつわるアカデミックなコンテンツも。また、エンタメ、カルチャー、グルメ、ライフスタイル情報も紹介していきます。