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Millennials' Sensation 若い発想力が生む、新しい不動産投資のカタチ(3/3ページ)

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すべての⼈が快適な⽣活を送れるために

——お⼆⼈とも“⼤家”という感じがあまりしませんね。

:よく⾔われます(笑)。⼤家としての仕事は特にやることも無く、“⼤家業”をしているという感覚はあまりありませんね。⾃分は、管理会社との付き合いを⼤事にして、管理会社に任せる部分はしっかり任せています。しょっちゅうトラブルが起きるわけでもないですしね。

富治林:⾃分は、管理会社にお願いしている物件と⾃主管理している物件がありますが、辻????さんと同じく、“⼤家業”という意識はあまりないですね。TerraCoya⼤家の会でも、「⼤家をしています」というセリフは出てきません。⼤家ではなく、不動産事業という意識だと思います。

——⼤家業と⼤家の会以外にも関連する事業や、書籍も出版されているそうですね。

富治林:“不動産の軽作業”と“地域住⺠のスキマ時間”をつなぐワークシェアサービス「COSOJI(こそーじ)」と、不動産管理業や再⽣事業に取り組むサービスを⽴ち上げています。⾃分たちは、⼤家業で稼ぐというよりも、さまざまなカタチで地域・街・社会に貢献していきたいという思いを持っています。例えば、築古物件を再⽣するときには地元の⼯務店などに仕事を依頼します。⼯務店を⾒つけるまでに⼿間はかかりますが、それが地域貢献につながるという考えがあるので楽しんでやっています。


21年1月、「COSOJI(こそーじ)」は一般社団法人全国古民家再生協会と戦略的提携パートナー契約を締結

:20年11⽉に、TerraCoya⼤家の会を⽴ち上げた3⼈で『不動産投資の羅針盤』(TerraCoya⼤家の会著、ソシム刊)を出版しました。不動産事業は、結局、⼈と⼈のつながりです。⼤家と⼊居者さん、⼤家仲間、不動産会社や管理会社、⼯務店、地域の⼈々など、たくさんの⼈と出会います。ただし、そのなかでも⻑く付き合っていける⼈は限られてきます。そういった⼈とのつながりを⼤切にしていかなければならないと思っています。


『不動産投資の羅針盤 豊かな不動産ライフを手に入れる一番わかりやすい教科書』/
TerraCoya⼤家の会 林 奏人・辻 ⿓⼀・富治林 希宇 著 ソシム 刊 定価1650円(税込)

——最後に、それぞれの⽬標はありますか。

:個⼈的な目標ですが、⼈⽣好きなことをやって、楽しく⽣きたいと思っています。そのための収⼊を得る⼿段の1つとして不動産事業をやっています。また、⾃分⾃⾝が不動産を通して感じた課題を解決したいと思い、富治林さんとともにCOSOJIなどの事業を進めていきたいと思っています。

富治林:⾃分には、不動産にかかわるすべての⼈にとって快適な世界を提供する、というビジョンがあります。⼤家業以外の事業もそのためで、かかわる⼈みんなに楽しくいてほしいと思っています。直近の⽬標は、これから5年以内にCOSOJIなどの事業を軌道にのせていくことです。

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この記事を書いた人

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