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「地上げ屋さん」の仕事の話し(1/2ページ)

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前回からの続きになります。このブログを読まれる方は、前回から読んで頂くほうが、よくわかりますよ。

■「地上げ屋さん」の仕事の進め方~

まず、仕事の進め方の計画を立てます。どんな計画かと言うと、対象の土地をいくつかのブロックに分けます。

1.絶対に買わないといけない土地(場所)

2.上記1.以外の計画の土地

3.買えない場合、あきらめてもいい土地

交渉に入る前に、全体像を明確にしておきます。次に、事前に登記簿謄本や現地調査で調べた各戸に、郵送で 「地上げに入る趣旨を記載した」 手紙を送ります。その手紙が到着してから、挨拶に行き 交渉が始まります。

ちなみに、バブル期の頃に暗躍していた「かたぎではない」方々は、現在では ほぼ壊滅しました。平成20年3月に施行された 「犯罪収益移転防止法」 と言う新しい法律により、その筋の方々が不動産の取引そのものにかかわる事自体が、不可能になっています。

実際、現在は 「トラックが家に突っ込んだ」 とかニュースでも聞かなくなりましたでしょう。(純粋な交通事故ではなく)景気の後退で、「地上げ屋さん」 の活躍の場も減っていますが昔ほど、緩い法律ではなくなりましたので、安心ください。

ここで、「地上げ屋さんのノウハウ」 のお話をします。まず、初回を含めて訪問初期段階では、女性営業や若い男性営業マンが多いです。 女性営業や若い営業は、会社の決済権を持っていない部員で、情報収集や人間関係の構築にあたります。女性営業と言っても、20代の女性は極めて少ないです。どちらかと言えば、30代以上の主婦スキルを持っている方が大半ですね。 細かい事に気かきいて、なにしろ相手に警戒心を持たれにくいメリットがあります。

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この記事を書いた人

賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン『ウチコミ!タイムズ』では住まいに関する素朴な疑問点や問題点、賃貸経営お役立ち情報や不動産市況、業界情報などを発信。さらには土地や空間にまつわるアカデミックなコンテンツも。また、エンタメ、カルチャー、グルメ、ライフスタイル情報も紹介していきます。

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