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入居者さんの意見・要望をどうキャッチする?尋ねずに「体感」する奥の手も…!(3/3ページ)

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5.試し住み

最後です。以上に挙げたほか、オーナーさんがご自身の物件のことをよく知るためには、こんな方法もあります。入居者さんの力はお借りしません。ではどうするのか?といえば、こうします。


「オーナーさん自らが入居者になってしまう」のです。


空室が発生したら、そこに泊まり込むのです。試し住みをしてみるのです。コツは、平日と土日・休日、両方の様子をしっかりと体感することでしょう。これを実践されているオーナーさんは、実際ほとんどいません。ですが、数少ない経験者の方々、口を揃えて「やってよかった」とおっしゃっているのが特徴です。


物件への試し住みをすると、本当に色々なことがわかります。

「なんて寒い部屋なんだろう」
「この物件の周りって、夜はこんなに暗くて寂しいんだ」


「階段の昇り降りの音、響くなぁ…」
「下水管、ちょっと臭うぞ!」


「通りの車の音が一晩中ひっきりなしだ。入居が長く続かない理由はこれだろうか。リフォームの際は窓を防音仕様に変えないと…」


「なぜここにドアが無いんだ?冷房も暖房も台無しじゃないか!」


中には、「私がいまの家賃でここに住めといわれたら、とても我慢できない」と、ショックを感じるオーナーさんもいらっしゃることでしょう。ですが、それでよいのです。それこそが、少しでも入居者さんへご満足を差し上げることのできる環境へと、物件を地道に改善していくためのよいきっかけです。


(文/朝倉継道)

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この記事を書いた人

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