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入居者さんの意見・要望をどうキャッチする?尋ねずに「体感」する奥の手も…!(2/3ページ)

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2.退去時ヒアリング

書いてもらうアンケートではなく、直接生の声をお聞きします。退去の際にオーナーが立ち会い、これまで住んでくださったことへのお礼を伝えるとともに、意見などをお尋ねするやり方です。


入居者さん、オーナーさん、互いのマッチングによっては、もっとも忌憚なく、具体的な意見をいただける方法かもしれません。


3.普段から直接お話を聴く

成功しているオーナーさんの中には、物件の掃除やメンテナンスなどを日常的に行いつつ、そこで出会った入居者さんとご挨拶を交わしたり、立ち話したりする中で、意見を吸い上げ、物件運営に活かされている方が大勢いらっしゃいます。


この方法の最大のメリットは、物件に何か問題が起こりつつある場合、それを早期に発見しやすいことです。


「この前の台風以来、屋根のあたりからおかしな物音がしています」
「〇号室さんと〇号室さん、先週ケンカしてましたけど」
「真下のお部屋なんですが、最近子どもを叩くような激しい音と泣き声が…」


そうした、管理会社もキャッチできない、賃貸経営の浮沈にかかわるようなトラブルの種や、


「3階に上がる階段の照明が切れています。足元が暗いです」


小さくとも大事な情報が、スピーディに手に入ります。

4.緊急アンケート

3とは逆に、何かハプニングやトラブルがあった際に、それをよい機会として入居者さんから一斉にアンケートをとったり、ヒアリングしたりするやり方です。たとえば…


「最近お隣のアパートで空き巣が発生しました。皆さんもどうぞご用心ください。お気づきの点や、ほかのことでも気になることがあれば何でもお聞かせください」


「〇月〇日の地震でのお怪我等はございませんでしたか。お気づきの点や、そのほかご要望があれば何でもお聞かせください」


このように、発生した事件等を上手く呼び水とすることで、その他さまざまな意見や不満、情報なども拾いあげてしまうかたちです。


こうした「声かけ」は、入居者さんを気遣うオーナーの温かい気持ちの表現ともなって、相手へ伝わります。そこもねらいといえばねらいです。エントランスなどへの掲示のかたちで行うのもよいでしょう。

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この記事を書いた人

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