ウチコミ!タイムズ

賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン

東京都心への人口集中が加速!

仲介スタッフが漏らした郊外オーナーさんへのヒントとは(2/3ページ)

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

また、さらに注目すべきは年齢区分別の数字です。15~64歳のいわゆる生産年齢人口にかぎっては、23区の転入超過数は75,975人となっています。学生世代および働く世代が、次々と東京を目指しているわけです。(他の年代の転出数と相殺されて上記6万~の数字となるわけです)

こうした動きを見ると、なるほど東京都心へ、都心へと近づくほどに、住宅ニーズはどんどん増え、冒頭にふれたとおりのデータ(23区内分譲マンション家賃の上昇)も生まれるということがよく理解できるというわけです。

さて、そこで、賃貸オーナーさんにひとつヒントを差し上げましょう。


・東京都心のターミナル駅から郊外へ伸びる沿線に物件を持ち
・自主管理をされている

主に、そんなオーナーさんへのアドバイスです。

結論を先に言いましょう。

・ご自身の物件の所在する駅よりも
・さらに都心に近い、賑やかな駅前にある仲介会社へ
・物件PRのターゲットを積極的に広げて下さい

ある仲介会社のスタッフさんからお聞きしたお話です。東京都心の某ビッグターミナルから電車で約20分の、私鉄沿線の駅前に店舗をかまえる会社です。

「最近、仲介のチャンスをよく他社に取られてしまう」と、いうのです

ちなみに他社とは、同じ駅前に店をもつ直接のライバル会社ではないとのこと。さらに都心側の別の駅前にある会社です。

そうした店舗のスタッフが、何駅をも隔てた郊外の駅まではるばる入居希望者を連れてきて、契約を決めてしまう。そんなケースが、近ごろは以前に増して目立っているというのです。


「その影響で、最近うちの周りの仲介屋さん減っているんです」

たしかに。見回すとそのとおりです。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

この記事を書いた人

賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン『ウチコミ!タイムズ』では住まいに関する素朴な疑問点や問題点、賃貸経営お役立ち情報や不動産市況、業界情報などを発信。さらには土地や空間にまつわるアカデミックなコンテンツも。また、エンタメ、カルチャー、グルメ、ライフスタイル情報も紹介していきます。

ページのトップへ

ウチコミ!