マンションのモデルルーム見学で、賃貸オーナーが勉強できる2つのこと(3/3ページ)
ウチコミ!タイムズ編集部
2019/10/01
さらには、具体的な「ヒント」です。
多額の投資を回収するため、マンション販売会社はどこも必死です。ですので、品質・材質といった賃貸住宅が真似をできない部分だけではありません。すぐに真似できる小さな工夫やアイデアも、分譲マンションのモデルルームではたびたび目にすることができます。
中でも注目したいのは収納です。デッドスペースを上手に利用したアイデアあふれる事例など、「なるほど、たしかにこれがあると便利だ」「ウチの物件でも次のリフォームですぐに真似できる」と、いったものが見つかることも多いでしょう。
と、ここまで書いておいて…と、いうことになるのですが、じゃあどのマンションのモデルルームも、誰でも気軽に訪問できるのか?と、いえば、実際そうスムースではありません。
どのモデルルームも、買う気の無い人に押し寄せてもらいたくないため、訪問を予約制にするなど、若干敷居が高いところも多いのが現状です。
それでも、中には散歩ついでのフラリとお立ち寄りも歓迎というところもありますので、それを確認するためには、一旦チラシやウェブサイトなどに掲げられているフリーダイヤルに電話をかけて、様子を尋ねてみるのがよいでしょう。
現地では、購入検討者を装うよりも、「実は私は賃貸住宅のオーナー。勉強のため、ぜひ拝見させてほしい」の旨、正直に告げられる方をおすすめします。
その方が、何といっても気持ちが楽ですし、アンケートの記入や連絡先の登録をしつこく求められることへの対策にもなるからです。
「マンションを買う予定はないと初めに言ったんだけれど、オーナーと名乗ったら資産家と見てくれたのか、ものすごく親切丁寧に応対してくれたよ」
…そんな例も、もちろん中にはありますが(笑)
(文/朝倉継道 画像/123RF)
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