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マンションのモデルルーム見学で、賃貸オーナーが勉強できる2つのこと(2/3ページ)

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近ごろは、マンションに資産性を求める人がとても増えてきています。マンションを買って少しの間住み、早めに売り、なおかつ売った際には売却益を得たいといった貪欲な(?)ニーズもある一方、人生におけるさまざまな変化にそなえたリスクヘッジのため、マンションの資産性に注目する人もいます。


失職、離婚、病気、事故等によるケガ、ご自身の高齢化…ライフテージが大きく変わり、自宅マンションを手放さざるを得なくなった場合でも、それが少しでも高く売れれば大きなピンチとはならずに済む、といった考え方です。


ところで、そんないまどきの「マンション」ですが、皆さんは新築マンションのモデルルームを見学されたご経験はおありでしょうか?


「賃貸オーナーさんは、新築分譲マンションのモデルルームをときどき見学しておくのがよい」と、アドバイスされる方がいらっしゃいます。2つの大事なことがわかるからです。


そのひとつは「品質の差」です。戸建て賃貸を除けば、賃貸住宅も分譲マンションも同様に集合住宅です。ですが、ほとんどの賃貸住宅は、品質の面では分譲マンションに敵いません。


従って、モデルルームを見に行けば、グレードが段違いの床材、キッチン、窓、ドア、バスルーム等々、ご自身の賃貸物件との違い、いわば落差をいくつも目にすることになるでしょう。


ですが、それを「あたりまえのこと」と、済ましてしまってはいけません。なぜなら、私達の賃貸住宅の顧客のうち何割かは、そうした分譲マンションの部屋の中で育ってくる人達ということになるからです。


「こんな環境で育った人に、私の物件が提供してあげられているものは何だろう?彼らは何を不満に感じているだろう?」


「物理的なギャップを埋めてやることはできなくとも、何かソフト面で工夫できることがあるのではないか?」


そんな視点から、賃貸経営の戦略がひらけていくという意見です。

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この記事を書いた人

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