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床のイメージチェンジで

礼金ゼロ物件が「礼金もらえる」物件に変わった!(2/3ページ)

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実は、若い入居希望者を中心に、最近は上記の「おばあちゃんのお家みたい」なフローリングは人気がありません。

人気があるのは、いわゆるナチュラル系、ヴィンテージ系などとよばれる白っぽいフローリングです。茶系であったとしても、多くはクリーミーな、若干白みがかった色感となっています。ツヤツヤとした表面の光沢は見られないか、あっても抑えられています。ウッディな温もりや、素朴さを感じさせるのが特徴です。

さらには、これらが発する色は概して主張が控えめです。家具や家電をマッチングさせやすくなるところにも、その特徴が見られます。

そこで思えば、「畳は嫌われる。フローリングにさえしておけば安心」が、以前の常識でしたね。

ところがいまは、フローリングにも入居者さんの好みやニーズがさまざまに生じてきています。どういう戦略を練るか、なかなか一筋縄ではいきません。

加えて、畳でもフローリングでもない、第3の床材も、近年急速に種類や品質が充実してきました。

代表的な2つと注目株の1つを挙げましょう。フロアタイル、クッションフロア、そしてカーペット(とりわけタイルカーペット)です。

■フロアタイル

「塩ビタイル」などとも呼ばれます。塩化ビニル製の、タイル状になった床材です。プリント次第であらゆる柄や色が表現できるので、種類が大変豊富です。しかも、カッターひとつで楽にカットできるため、器用なオーナーさんであればDIYも可能です。品質もどんどん上がっています。木目柄のものなど、扱い慣れたプロでなければフローリングとほとんど見分けがつきません。おそらくは「フローリング」の表記で募集広告されてしまっている例がほとんど(笑)でしょう

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この記事を書いた人

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