礼金ゼロ物件が「礼金もらえる」物件に変わった!(2/3ページ)
ウチコミ!タイムズ編集部
2019/09/26
実は、若い入居希望者を中心に、最近は上記の「おばあちゃんのお家みたい」なフローリングは人気がありません。
人気があるのは、いわゆるナチュラル系、ヴィンテージ系などとよばれる白っぽいフローリングです。茶系であったとしても、多くはクリーミーな、若干白みがかった色感となっています。ツヤツヤとした表面の光沢は見られないか、あっても抑えられています。ウッディな温もりや、素朴さを感じさせるのが特徴です。
さらには、これらが発する色は概して主張が控えめです。家具や家電をマッチングさせやすくなるところにも、その特徴が見られます。
そこで思えば、「畳は嫌われる。フローリングにさえしておけば安心」が、以前の常識でしたね。
ところがいまは、フローリングにも入居者さんの好みやニーズがさまざまに生じてきています。どういう戦略を練るか、なかなか一筋縄ではいきません。
加えて、畳でもフローリングでもない、第3の床材も、近年急速に種類や品質が充実してきました。
代表的な2つと注目株の1つを挙げましょう。フロアタイル、クッションフロア、そしてカーペット(とりわけタイルカーペット)です。
■フロアタイル
「塩ビタイル」などとも呼ばれます。塩化ビニル製の、タイル状になった床材です。プリント次第であらゆる柄や色が表現できるので、種類が大変豊富です。しかも、カッターひとつで楽にカットできるため、器用なオーナーさんであればDIYも可能です。品質もどんどん上がっています。木目柄のものなど、扱い慣れたプロでなければフローリングとほとんど見分けがつきません。おそらくは「フローリング」の表記で募集広告されてしまっている例がほとんど(笑)でしょう
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