賃貸の重要事項説明ってなに?誰が説明してくれるの?(3/3ページ)
ウチコミ!タイムズ編集部
2020/02/03
・家賃や初期費用など支払う金額は正しいか?
家賃は事前の説明どおりの金額になっているか?毎月の支払い期日と支払い方法も確認しよう!(口座引き落としなのか、指定の口座に振り込みするのか?など)。また早期に解約した際(たとえば2年未満)、違約金が発生しないかなども確認すると安心だ。
・借りる家の設備は、残置物ではないか?
また設備が故障したとき(借主に過失がなかった場合)大家さんの負担で修理してもらえるのか?なども確認しよう。設備ではなく残置物扱いの場合は、借主側が直さなくてはいけない場合もある。
・借りる家は防災上安全な場所か?
ハザードマップなどで、津波や洪水、土砂災害などの「警戒区域」に入っていないか確認しておくと良い。「警戒区域」に入っている場合は、非常時のリスク・対策などを考えた上で部屋を借りると安心だ。
・特約事項に聞いていないことはかいていないか?
借主が契約するかどうか判断に影響を及ぼす内容がある場合は、記載があるので特約部分までしっかりと確認しよう!
たとえば・・・
自殺、事件、事故などの忌避事項がある場合、時期に関わらず説明しなくてはいけない。また暴力団事務所や、そのほかの嫌悪施設(火葬場・工場・風俗店など)が近くにある場合は、判り得る範囲において説明することになっている
いかがでしたか?重要事項説明でわからなかったこと・理解ができなかったことは必ず質問して、理解ができたら署名・捺印しましょう。「いきなり説明されてもわからないよ!」という人は、重要事項説明を受ける前に、あらかじめ書面を見せてもらって熟読させてもらう時間をつくってもらうなど、不動産会社に相談してみましょう。
(絵・文/ながれだあかね)
この記事を書いた人
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