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「退去時の立会い」に本人が行けない場合はどうする? 退去日までにやるべきこと(2/3ページ)

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❶「退去時の立会い」とは? 何をする?

 

退去時の立会いってなに?

賃貸契約を解約してお部屋を退去する際、大家さんや不動産会社の担当者が立会いをして、お部屋が空になっているか状態を確認・明け渡しを行うこと(引っ越し作業が終わり荷物を運び出した状態で見られる)。間取りによって異なるが、立会いでかかる時間は、およそ30分〜1時間程度。

 

こんなところをチェックしている!

・床の傷、壁紙が破れていないか、タバコのヤニが付いていないか

・窓ガラスが破れていないか、設備が壊れていないか

・入居者のものが残っていないか

 

担当者が部屋の状況を確認してくれるので、壁や床についた傷について指摘されたら、自分でつけてしまったものなのか・入居前からある傷なのかを答えよう。(入居前に目立つ汚れや傷があったら、あらかじめ写真を撮っておくとよい)確認が終わったら負担すべき補修内容を確認し、サインをする。また合鍵なども含めて、鍵の返却を行おう。

 

 

❷退去の立会いができないときは?

 

本人が立会いにいけない場合は?

引っ越し先が遠方だったり、諸事情で退去時の立会いができない場合もあるかもしれない。そんなときは代理人をたてることも可能だ。事前に管理会社に代理人を立てることを伝えよう。また立会い時の当日、委任状を代理人が提出しよう。本人が立ち会わないため、鍵の返却は代理人からの返却となる(鍵の返却方法については、代理人から不動産会社へ渡すことの許可を不動産会社へとった方がよい)。 

本人が立ち会いしないデメリットは?

原状回復や修理箇所の確認は、住んでいた本人しかわからない。本人が退去の立会いをしないため、自分でつけた傷でなくても誤解されてしまい修繕費が高くなる可能性がある。対策としては、入居前に撮影した写真を代理人に共有しておくなど、自分で汚してしまった(壊してしまった)ものなのかが本人でなくてもわかるようにしておくと安心だ。本人でないとわからないことがあれば、代理人にカメラ通話などをしてもらうのも手かもしれない。

 

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この記事を書いた人

イラストレーター・ライター

武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、幼児教室にて絵の講師、不動産インターネットメディア事業「ウチコミ!」の広報部を経て、独立。現在はイラストレーター・ライターとして活動中。「お部屋探し」をテーマにした四コマ漫画を始め、似顔絵、結婚式のウェルカムボード、音楽をテーマにした作品を制作。水彩画を中心とした絵を描く。趣味はラジオと落語を聴くこと。 イラスト等のご依頼・ご相談は、下記URLのContactよりお気軽にお問い合わせください。 ながれだあかね 公式ホームページ https://nagaredaakane.morutto.com/

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