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「引受基準緩和型保険」の特徴と注意点

加入後1年は保障が半額、保険料は高めだけれど……(3/3ページ)

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保険料の高さがデメリット。まずは、通常の保険加入にチャレンジする。ただし、保障内容や保険料まで通常の保険と同じとは限りません。

保障内容に関しては、「支払削減期間」が設けられているケースがあります。たとえば、入院給付金が日額1万円の保障の場合なら、加入から1年以内は日額5,000円の保障になるといったものです。
最近は、各社商品改訂により「支払削減期間」をなくす傾向にありますが、特約部分に設けている場合もあります。

また、保険料も通常の保険と比較すると高くなります。オリックス生命の医療保険『新キュア』と緩和型医療保険『キュア・サポート・プラス』で比べてみると、下記の通り、倍ほどの違いがあります。

●入院給付金日額1万円/三大疾病無制限プラン/特定疾病保険料払込免除特則あり/60日型/終身払い/男性45歳

医療保険『新キュア』……5,627円
緩和型医療保険『キュア・サポート・プラス』……1万1,372円

やはり、入院や手術などの発生リスクを考えると、保険料が高くなることは仕方ないといえるでしょう。

しかし、持病があっても、健康診断結果が悪くても、実は最初から緩和型保険だけを加入のターゲットにする必要もありません。なぜなら、状況によっては、通常の医療保険に加入できるケースもあるからです。

まずは、通常の医療保険に加入できるかチャンレジしてみる、それがダメだったときに緩和型保険への加入を検討すると良いでしょう。また、保険会社によってさまざまな商品があります。ひとつの医療保険に加入できなかったとしても、別の商品なら加入できるケースもあるかもしれません。

そのため、ひとつの保険会社や商品だけで判断するのではなく、いくつかの保険会社の商品を比較することが大切です。現在は、がんで入院や治療をしても、年数が経過すれば加入できる保険も登場しています。持病があっても、病気を経験していても、やはり万が一のときに備えておきたい気持ちは誰しも同じです。

自分に最適な保険に加入できるよう、複数の保険会社の商品を扱っている保険代理店を訪ねて、情報収集や相談から始めてみてはいかがでしょうか。

■取材協力:保険クリニック
1999年に日本で初めて*オープンした保険ショップ。
日本の約90%の世帯が加入している生命保険を、視覚的に分かりやすくご説明するために、保険分析・検索システム『保険IQ システム』を独自に開発している。
保険商品の検索や比較の機能を追加し、保険の現状把握からお客さまに合わせたプランのご提案まで、全国の『保険クリニック』でお客様にとって適切な保険選びをサポートしている。
*「日本初の来店型乗合保険ショップチェーン※」※店舗数11店舗以上または年商10億円以上をチェーン店と定義 東京商工リサーチ調べ(2018年6月)

『保険クリニック』へのご相談はこちら↓
https://www.hoken-clinic.com/

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