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いまや台風・竜巻被害は常態化?

「水災」「風災・雹災・雪災」――自然災害での保険の選び方(3/3ページ)

平野 敦之平野 敦之

2019/09/23

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火災保険において風災補償は必要か?

火災保険の風災の話をするとその必要性について考える人が多いようです。
すでに解説したように多くの火災保険で風災は補償されているので、これを除外できる損保は数社です。

マンションなどの専有部分では風や雹・雪の影響は受けにくいでしょうが、強風の日にちょっと窓を開けたら風で窓が開き、それによって家財にだけ損害が発生したというケースがありました。レアケースでしょうが、このようなこともあります。

また風災の場合、外部から物が飛ばされて自分の住まいに被害が起こるケースも珍しくありません。個別の事案ごとに状況は異なりますが、自然災害では相手方に損害賠償を求めることが難しいケースが多いので、自分で最低限の備えをする視点を持って火災保険の設計を考えるようにしてください。

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この記事を書いた人

平野FP事務所 代表 CFP ®認定者、1級FP技能士、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー

東京都出身。証券会社、損害保険会社を経て実務経験を積んだ後に1998年から独立して活動をはじめてFP歴20年以上。また相談業務を受けながら、中小企業の支援にも力を入れている。行政機関や大学での非常勤講師、企業研修などセミナーや講演も多数。メディアでの執筆記事も多く、WEBに公開されているマネー記事は550本以上。2016年にお金の情報メディア「Mylife Money Online」の運営を開始。主な著書に「いまから始める確定拠出年金投資(自由国民社)」がある。誰もが自分らしい人生を安心して豊かに過ごすため、「お金の当たり前を、当たり前に。」をモットーに活動中。「Mylife Money Online」のURLはコチラ→ http://mylifemoney.jp

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