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家を買おうと決めたら

確認しておきたい保険のイロハ(3/3ページ)

本間弘明本間弘明

2018/08/10

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住宅を買うときに見落せないポイント

マンション(M構造)の場合、住宅ローンの他に修繕積立金も支払っているので、メンテナンス費用(維持費)を計画的に準備できており、火災保険料・地震保険料も戸建に比べれば安価と言える。

一方、戸建の場合は、メンテナンス費用は別途準備する必要があり、特にH構造(木造)はT構造(鉄骨)に比べて保険料は、概ね2倍のコストが必要になってくることを理解する必要がある。

地震保険の割引適用については、免震建築や耐震等級割引の設定が必要なため、一般の住宅に比べて建築コストが高くなるが、H構造(木造)は(準)耐火建物や省令準耐火建物(木造軸組工法または枠組壁工法(2×4)住宅)に該当した場合、T構造となり、火災保険料・地震保険料は大幅に安くなることは、是非、覚えておいていただきたい。

特に注意したいのはH構造(木造)だ。木造軸組工法や枠組壁工法(2×4)住宅と言った建築基準法上の(準)耐火建物は、建築コストが高くなってしまうケースが多いが、建築コストがさほど変わらず、もしくは標準仕様で住宅金融支援機構が定める基準をクリアできる省令準耐火建物を建築できる住宅メーカー(工務店)もある。

木造住宅の購入を検討する際はあらかじめ「省令準耐火建物」に該当するかどうかを確認しておくことも重要になってくる。

 

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この記事を書いた人

株式会社お客様相談室 代表取締役  (社)介護相続コンシェルジュ協会 相談員

1969年 新潟生まれ。生命保険、損害保険だけでなく、確定拠出年金、NISA、投資信託を交えた総合的なコンサルティングを得意とする。企業向け選択制確定拠出年金の導入による社会保険料削減提案や各種共済、生命保険を活用した退職金制度の導入コンサルを中心とした経営アドバイザーとして活動している。また、ファイナンシャルプランナー、住宅ローンアドバイザー、相続診断士、DCマイスター、損害保険トータルプランナーなどの資格を持ち、生損会社、税理士、社労士向けの講演や、新聞や雑誌への寄稿も行っている。

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