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家を買おうと決めたら

確認しておきたい保険のイロハ(2/3ページ)

本間弘明本間弘明

2018/08/10

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今回はランニングコストの中でも火災保険・地震保険の観点から見た住宅の選び方について考えてみたい。

火災保険・地震保険の基本
火災保険料・地震保険料は都道府県単位、構造級別毎に保険料(率)が異なるが、今回は千葉県で建物を購入した場合の構造級別毎(コンクリート(M構造)/鉄骨(T構造)/木造(H構造))の保険料を比較した。

火災保険・地震保険の保険料はこうして決まる

保険料は建物の構造として、コンクリート(M構造)<鉄骨(T構造)<木造(H構造)の順に保険料は高くなる。地震保険料は割引の有無(耐震等級等により▲10~50%)で、保険料が最大50%安くなる。

構造別の比較では、M構造とT構造の火災保険料の差額は少額で、地震保険料は同じとなるが、H構造の火災保険料はM構造の約3倍、T構造の約2倍、地震保険料は約1.6倍のコストがかかる。50年間、同じ住まいに住み続けると仮定すると、保険料は構造級別や割引適用の有無でも異なるが、一般的に総額では200~400万が必要となる。そう考えると、火災保険もいざとなった時に支払われないように、慎重に選びたい。

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この記事を書いた人

株式会社お客様相談室 代表取締役  (社)介護相続コンシェルジュ協会 相談員

1969年 新潟生まれ。生命保険、損害保険だけでなく、確定拠出年金、NISA、投資信託を交えた総合的なコンサルティングを得意とする。企業向け選択制確定拠出年金の導入による社会保険料削減提案や各種共済、生命保険を活用した退職金制度の導入コンサルを中心とした経営アドバイザーとして活動している。また、ファイナンシャルプランナー、住宅ローンアドバイザー、相続診断士、DCマイスター、損害保険トータルプランナーなどの資格を持ち、生損会社、税理士、社労士向けの講演や、新聞や雑誌への寄稿も行っている。

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