長時間見ても疲れないテレビ台の最適な高さは?(2/3ページ)
桑田 唯
2016/03/10
テレビに合ったテレビ台の幅を知ろう
テレビ台を買うとき、テレビの脚がテレビ台に納まるということは大前提なのですが、テレビの画面の幅も気にするようにしましょう。テレビの脚は画面の幅よりも小さいため、テレビよりも幅が小さいテレビ台に載せることもできるのですが、それだと頭でっかちになってしまって不格好。また、テレビ台が小さいと、将来、大きな画面のテレビに買い替えたときにテレビ台も買い替えなくてはいけなくなってしまうこともあります。テレビの画面の幅よりも余裕のあるサイズを選ぶようにしましょう。
最適なテレビ台の高さは?
テレビはリビングに置くことが多いと思いますが、リビングのどの位置からテレビを見ることが多いのかという点も大事なポイントです。ソファに座って見るのか、床に座って見るのか、もしくはダイニングの椅子から見るのか、座る位置によってテレビを見る目線の高さが変わるため、最適なテレビ台の高さも変わってくるのです。
人の目線は常に下に向いており、上を見上げるときよりも、下を見るときのほうが疲れにくくなっています。そのため、テレビの画面の中心が、座ったときの目線よりも少し下になるような高さだと、長時間テレビを見ていても疲れにくく、快適に過ごせます。
人の自然な目線は、だいたい10〜15度下を向いているそうです。テレビから200センチメートル離れた位置から見るとすると、目線から30〜50センチメートル下の位置にテレビの中心がくるような高さのテレビ台を買うといいでしょう。
テレビ台の高さの目安としては、床から見る場合だと40センチメートル以下、ソファから見る場合は40〜60センチメートル、ソファよりも高い椅子から見る場合は60センチメートル以上あると見やすいと思いますよ。
この記事を書いた人
インテリアコーディネーター
大学時代に建築を学び、雑貨バイヤーなどを経てインテリアコーディネーターの資格を取得。海外のインテリアや家具、その国ごとのライフスタイルや歴史に興味を持ち探求中。ワーキングホリデーでパリに滞在する。理想の住まいは、木や石などの自然な素材で作られた、秘密基地のような家。