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私の部屋にはなくて彼女の部屋にあったものとは?

パリのアパートで向かいの音大生の部屋を訪ねたら…(2/2ページ)

桑田 唯桑田 唯

2016/03/08

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料理好きにとっては狭めのキッチン

全体的に広々として設備も整った印象の部屋でしたが、キッチンだけは少し手狭に感じました。特にシンクが狭く、彼女もこの部屋の不満のひとつとしてあげていました。

また、シンクの横に電子レンジをおいている棚がありますが、備えつけの収納も少なかったです。私の部屋だとキッチンの上に吊り戸棚があり、シンク下の収納も両開きだったので、キッチン収納に関しては充実していたと思います。

狭いキッチンだと料理も少し面倒になると思いますが、料理好きな彼女はここでコロッケをつくったこともありました(とても美味しかったです!)。また、キッチンの上部には窓があるのですが、高い位置にあるので景色が見えないのが少し閉鎖的で残念とのことでした。

採光に関しては、屋根裏の斜面に窓がついていることもあり、十分な採光だったと思います。

治安がよくて家賃が安いのがお気に入り

気になる家賃は月525ユーロ(約6万5600円)です。

彼女にこの部屋の不満な点と、気に入っている点を聞いてみたところ、不満な点は水道関係の設備が古くてトラブルが多いところだそうです。水道が詰まってしまうこともよくあり、たまに壁から水がポタポタと落ちる音がすることもあるとのことでした。

階下の部屋で水漏れがあり、彼女の部屋からの水漏れかどうか、下の階の住人が確認に来たこともあったそうです。結局彼女の部屋からのではなかったようですが、なにしろ築100年のアパートなので、水回りにある程度のトラブルが起こるのはしかたないのかもしれません。

反対に気に入っている点は、家賃が安いこと、アパート内の人が親切なこと、そして治安がいいことだそうです。家賃に関しては、比較的治安のよい16区の物件で500ユーロ代だと確かに安いと思います。私の部屋は434ユーロ(約5万4200円)でしたが、トイレが部屋になかったのでその分さらに安かったのだと思います。

彼女の部屋は、窓のサッシや壁紙、床材なども奇麗で最近リフォームされたばかりようでした。広々としているし、家具や壁や床もきれいでとても居心地のいい部屋でした!

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この記事を書いた人

インテリアコーディネーター

大学時代に建築を学び、雑貨バイヤーなどを経てインテリアコーディネーターの資格を取得。海外のインテリアや家具、その国ごとのライフスタイルや歴史に興味を持ち探求中。ワーキングホリデーでパリに滞在する。理想の住まいは、木や石などの自然な素材で作られた、秘密基地のような家。

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