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朝焼けが美しい音大生が住む部屋の家賃と間取り

同じ屋根裏でもこんなに違う! パリのアパート事情をご紹介(2/2ページ)

桑田 唯桑田 唯

2016/03/01

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クッションとローテーブルで床生活

ヨーロッパだと、床に座らず椅子とテーブルを使う生活スタイルのイメージがあると思いますが、友人の部屋にはローテーブルとクッションがあり、床で生活をするスタイルでした。友人は日本での生活と同じように玄関で靴を脱いで、部屋のなかではスリッパに履き替えていました。

私の部屋には椅子とデスクがあり、床座の生活ではありませんでしたが、土足には少し抵抗があったので、私も同じようにスリッパに履き替えて生活をしていました。同じようにスリッパで生活する場合には、入居する際に入念に床を拭き掃除することをおすすめします。

ちなみにクッションとローテーブルはもともと部屋にあったものだそうですが、モノトーンの写真のプリントがとてもおしゃれでした。

下の写真は秘密基地っぽいロフトベッド。柵がなくちょっと怖いと思いましたが、友人曰く「最初は怖かったけど、慣れたら快適」とのことでした。

また、ベッドの奥には広めのクローゼットもあり、スーツケースが収納されていました。空間をうまく活用している部屋ですね。

朝焼けの景色がお気に入り

気になるお家賃は月450ユーロです。この部屋の不満な点と、気に入っている点を聞いてみたところ、不満な点は壁が薄いために隣の部屋からシャワーの音が聞こえてくることだそうです。また、私の部屋と同じくシャワーからお湯が出る時間が短く、途中で最お湯が出なくなることがあるとのことでした。

また、狭くても部屋自体は気に入ってるそうで、なかでも特に好きなのは、窓から見える景色だそうです。上の写真は朝焼けのときの窓からの眺望です。とてもきれいですね。

同じアパート内の同じ階の部屋ですが、私の住んでいた部屋とは間取りも内装も全然違ったので、最初部屋を訪問したときはびっくりしました。日本では同じアパート内の部屋は、間取りや広さ、家賃などの条件が同じことが多いので、この違いは予想外でした。

きっと大家さんごとに部屋への思いやこだわり、お金をかけるポイントが異なるのだと思います。次回はもうひとりの友人の部屋をご紹介します。

 

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この記事を書いた人

インテリアコーディネーター

大学時代に建築を学び、雑貨バイヤーなどを経てインテリアコーディネーターの資格を取得。海外のインテリアや家具、その国ごとのライフスタイルや歴史に興味を持ち探求中。ワーキングホリデーでパリに滞在する。理想の住まいは、木や石などの自然な素材で作られた、秘密基地のような家。

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