椅子座と床座、それぞれのメリットとデメリットは?(2/3ページ)
桑田 唯
2016/01/31
座っていて楽なのは椅子座
椅子座には、見た目がスタイリッシュでおしゃれというメリットがありますが、誰でも座りやすい、座っていて楽ということも大きなメリットだと思います。
床座で正しい姿勢で座るのは意外とむずかしいものです。正座だと足がしびれてしまいますし、足を横に流した座り方だと体のゆがみにつながってしまいます。あぐらは楽でも、来客時だと女性は気にする場面もありますよね。
また、膝や腰が痛い人や、妊娠中でお腹が大きい人にとっては、床に座る・立ち上がるというのは大きな負担になります。
その点、椅子だと、誰でも座りやすく、正しい姿勢も保ちやすいです。また、料理や飲み物を運ぶときなど、立ち座りが多いときも椅子のほうが楽と言えるのではないでしょうか。
床座の最大のメリットはこたつ!?
床座の最大のメリットは何かと考えてみると、それは、「こたつ」ではないでしょうか。
冬に温かいこたつに入って鍋をつつく…というのはなんとも幸せな時間ですよね。また、熱源をふとんで覆うことで効率よく暖をとれます。
こたつというと、和風なイメージが浮かぶかもしれませんが、最近では洋風のデザインのこたつも多く、現代の家でも取り入れやすくなっています。
また、こたつは好きだけど、椅子で過ごしたいという人には、椅子タイプのこたつも販売されています。「こたつ=床に座るもの」というイメージが強いですが、椅子好きの人には嬉しいですね。
少しスタイリッシュさには欠けますが、どうしてもこたつを諦められない!という人にはオススメです。
ダイニングこたつ、ハイタイプこたつなどの名前で販売されているので、気になる人は一度チェックしてみてください。
この記事を書いた人
インテリアコーディネーター
大学時代に建築を学び、雑貨バイヤーなどを経てインテリアコーディネーターの資格を取得。海外のインテリアや家具、その国ごとのライフスタイルや歴史に興味を持ち探求中。ワーキングホリデーでパリに滞在する。理想の住まいは、木や石などの自然な素材で作られた、秘密基地のような家。