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古いものならではのあたたかみ

築100年以上で現役! パリのアパートの「古いからこそ」の魅力とは?(3/3ページ)

桑田 唯桑田 唯

2016/01/12

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古いものを大切にするフランス人

フランス人の気質として、古いものを大切にするとよくいわれていますが、それはフランス人は新しいものを買うことにはあまりお金をかけず、バカンスや趣味に使うから、ともいわれています。古い家具や雑貨などが売られる蚤の市が盛んだったり、自分でつくるDIYが盛んだったりするのもそういった背景の現れなんだろうと思います。

また、スマートフォンなども、日本では最新の機種が出たら買い替える人が多いですが、フランスではまだ使えるのに買い替える、という人は日本と比べるとかなり少ないようです。

そのような精神が根底にあるので、100年以上も前に建てられたアパートがたくさん存在するんでしょうね。そしてそれは、日本で新しい建物がどんどん建つのが当たり前であるように、フランス人にとっては当たり前のことなのでしょう。

日本の建築事情とフランスの建築事情、どちらもある意味贅沢ですよね。

フランスの建物は、日本の建物のように新しくてきれいで便利というわけではありませんが、これまでの歴史の重みを感じられ、古いものならではのあたたかみがあるのが、とても心地よく感じました。

 

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この記事を書いた人

インテリアコーディネーター

大学時代に建築を学び、雑貨バイヤーなどを経てインテリアコーディネーターの資格を取得。海外のインテリアや家具、その国ごとのライフスタイルや歴史に興味を持ち探求中。ワーキングホリデーでパリに滞在する。理想の住まいは、木や石などの自然な素材で作られた、秘密基地のような家。

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