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【セカンドライフを愉しむ】広がる京都――新しい重要文化財でのくつろぎ方(1/2ページ)

奥村 彰太郎

2021/08/27

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メイン/©︎paylessimages・123RF 文中写真/奥村彰太郎

「五山送り火」を愉しむための別荘

京都の8月の風物詩は「五山送り火」。2020年同様コロナ禍の影響で、21年も規模を縮小して行われた。


五山送り火(2019年撮影) 

東山の如意ヶ嶽で焚かれる「大文字」は、文字の中心と端の6カ所のみに火が焚かれ、頭の中で炎をつなげて見れば「大」の文字が描ける。ほかの送り火「妙法」「船形」「左大文字」は1カ所のみ、「鳥居形」は2カ所のみの点火が行われた。


大文字(左2019年・右2020年撮影) 

お盆に帰ってきた精霊の送り火と考えれば十分な明るさかもしれないが、京都の風物詩としては寂しい送り火だ。20年は鴨川の河原で見物したが、今年は三密を避けてテレビでの観覧をと呼びかけられていたので、自宅のテレビでライブ中継を静かに見物した。

年に一度の「大文字」の送り火が、部屋から見えるところに住まいや別荘を構えた豪商や文化人は多い。今回取り上げる「旧三井家下鴨別邸」もそのひとつかもしれない。

2016年から一般公開になった新スポット

旧三井家下鴨別邸は、下鴨神社の南、鴨川と高野川の合流地点の北側に建つ大正時代の建築。2011年に国の重要文化財に指定され、16年から一般公開が開始されたため、京都では比較的新しい観光スポットだ。

建物は、主屋・玄関棟・茶室の3棟からなる。主屋は3階建で、明治時代に木屋町沿いに建てられたものが移築され増築されたとのこと。通常は1階部分と瓢箪型の池のある庭園が公開されているが、特別公開やイベントでは、2階や3階まで上がることができる。


主屋


茶室と瓢箪池


玄関棟

3階は望楼となっていて360度のパノラマが楽しめる素敵な空間だ。この望楼から大文字の送り火が見られたら最高の気分だろう。

20年は、通常非公開の茶室が見学できる特別呈茶の機会に伺った。開放感のある茶室で、円窓からの庭を眺めが印象的な空間だった。


茶室の円窓

また、秋に行われた芸妓舞妓の撮影会にも参加した。庭園での撮影だが、主屋2階からの撮影ができる貴重な機会を得た。


主屋2階からの眺め

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この記事を書いた人

ファイナンシャル・プランナー&キャリア・カウンセラー

1953年東京生まれ、東京都立大学卒業、株式会社リクルートに入社。進学や住宅の情報誌の営業や企画・人事・総務などの管理職を務め、1995年マネー情報誌『あるじゃん』を創刊。発行人を務めた後、2004 年 ファイナンシャル・プランナー&キャリア・カウンセラーの資格を活かし、“キャリアとお金”のアドバイザーとして独立。企業研修の講師や個別相談を中心に活動中。大学の非常勤講師も務める。東京と京都のデュアルライフを実践中。

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