賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン

ウチコミ!タイムズ

【セカンドライフを愉しむ】今年も宴会はダメでも一度は行きたい京都の桜スポット

奥村 彰太郎

2021/03/10

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

写真/奥村 彰太郎

京都の桜の開花予想は3月22日

桜の開花予想は、東京は3月15日、京都は3月22日になりそうだ。桜は入学式のイメージから、今や卒業式の花となった。これも温暖化の影響か。開花の基準となる標本木は、東京は靖国神社、京都は二条城にある。ソメイヨシノの標本木の桜が5〜6輪開いた時に開花宣言が出されるとのこと。

コロナ禍で今年も花見の宴は開けそうもないが、眺めるだけでも華やいだ春を満喫することはできる。今回は京都の桜を紹介したい。

京都は神社仏閣や公園など桜の名所が数多く、紹介できるのはほんの一部かもしれないが、写真を通じて雅な雰囲気を少しでも感じてもらえれば嬉しい。

京都御苑の糸桜・出水の桜の存在感


京都御苑の糸桜

京都御苑は様々な種類の桜を楽しめる桜の名所。とくに御所北西にある近衞家の邸宅跡には、数十本の大木の枝垂れ桜が咲き誇る。繊細で優雅な枝ぶりから「糸桜」と呼ばれている。昨年は卒業式帰りの袴姿の女学生に遭遇、より華やかな景色を楽しませてもらえた。


出水のしだれ桜

御所の南西には「出水のしだれ桜」と呼ばれる美しい姿の一本桜がある。立派な枝ぶりと繊細な花の美しさは、時を忘れてしまいそうだ。広大な京都御苑の中で一際存在感を感じさせる桜だ。

樹齢90年超、祇園の夜桜


円山公園の枝垂桜

八坂神社の裏手にある円山公園には、シンボルツリーともいえる樹齢90年を超える大木の枝垂れ桜がある。春にはライトアップされて「祇園の夜桜」として親しまれている。園内にはソメイヨシノやヤマザクラなど数百本の桜が植えられていて、連日花見客で賑わう。また、祇園の白川沿いの桜並木もライトアップされ、石畳を歩きながらの花見は趣がある。今年もコロナ禍で夜間の照明は中止、しばらくは祇園の夜桜見物を楽しめない状況が続きそうだ。


祇園白川の夜桜

見るだけでなく、聴くも楽しめる平安神宮の紅しだれ桜


平安神宮神苑の紅しだれ桜

平安神宮の神苑は、明治時代の造園家として有名な七代目小川治兵衛の作庭。池を囲むように紅しだれ桜が植えられている。

満開の頃には「紅しだれコンサート」が開かれる。雅楽や弦楽の音色を聴きながら、池に映るライトアップされた幻想的な桜を観ながら園内を散策できる。こちらも残念ながら昨年に続き今年も、感染予防からコンサートの中止が決まった。

秀吉も愛でた醍醐の桜


醍醐寺の桜

豊臣秀吉の「醍醐の花見」で有名な醍醐寺は境内が桜色に染まる。三宝院や霊宝館の立派な枝垂れ桜や、五重塔や仁王門などいたる所で咲き誇る、花見どころ満載の名所だ。とくに三宝院前の枝垂れ桜の迫力に圧倒される。力強い巨木から四方に枝を伸ばし満開の花が苔の緑に映える。

五重塔とコラボレーション東寺の不二桜


東寺の不二桜

東寺の五重塔は新幹線からも見える日本一の高さを誇る木造建築。この五重塔を前に咲き誇る樹齢120年超の巨大な枝垂れ桜は見応えがある。

「不二桜」と名付けられた八重紅しだれ桜は、弘法大師が唐から帰朝1200年の記念にあたる2006年に、岩手県盛岡市の旧家にあった桜を東寺信徒総代から、東寺に寄贈され移植されたもの。高さ十数メートルはある巨木の桜が満開になると、五重塔と並んで美しさを共演する。

桜並木を堪能する石清水八幡宮と背割堤の桜


石清水八幡宮

都の南西に位置する石清水八幡宮は、平安時代から国家鎮護の社として、天皇の行幸が行われた歴史ある神社。京阪電車 石清水八幡宮駅からケーブルカーで上がる男山の山上にある。エジソンが発明した白熱電球は、この男山周辺の真竹を使ったとのこと。境内にはエジソン記念碑がある。

八幡宮の近く、木津川と宇治川を隔てる堤防「背割堤」には、200本以上のソメイヨシノの並木が1.4キロ続き、満開の桜のトンネルの中を歩く感覚だ。桜並木を一望できる展望台からの眺めも圧巻だ。

遅咲きの御室の桜


御室桜

仁和寺では4月中旬に遅咲きの御室桜を楽しむことができる。仁和寺は皇室ゆかりの門跡寺院、創建した宇多天皇が出家して仁和寺に入ったことで御室御所と称したことから、仁和寺一帯を御室と呼ぶようになったとのこと。御室桜は樹高が低く、目の高さで身近に花を観賞できる。

京都の桜の名所は、まだまだ紹介しきれない。清水寺や高台寺、天龍寺、平野神社など有名な神社仏閣はもちろんのこと、ガイドブックにあまり紹介されていない桜スポットも数多い。河津桜や緋寒桜など早咲きから、御室桜のような遅咲きまで様々な種類があり、3月から4月にかけて各地で桜を楽しめる。京都にいると自転車で走り回るだけで、春の華やぎを感じられる。コロナ禍のため宴会はできないが、屋外で三密を避け、これまでとは違った、まさに桜を愛でることを楽しみたい。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

この記事を書いた人

ファイナンシャル・プランナー&キャリア・カウンセラー

1953年東京生まれ、東京都立大学卒業、株式会社リクルートに入社。進学や住宅の情報誌の営業や企画・人事・総務などの管理職を務め、1995年マネー情報誌『あるじゃん』を創刊。発行人を務めた後、2004 年 ファイナンシャル・プランナー&キャリア・カウンセラーの資格を活かし、“キャリアとお金”のアドバイザーとして独立。企業研修の講師や個別相談を中心に活動中。大学の非常勤講師も務める。東京と京都のデュアルライフを実践中。

ページのトップへ

ウチコミ!