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空き家対策――家族のカタチと高齢化

小樽、イタリアに見る地域の積極活用で見えてくるもの(3/3ページ)

川久保文佳川久保文佳

2018/11/01

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家族のカタチの変化も

空き家が増えてきている要因の1つとして、家族のカタチの変化があげられます。

従来、家族のカタチは、昭和の時代を象徴する「サザエさん一家」のように、家族がお互いに助け合い、家族という集合体で育まれた独特の風習や文化を大切にしてきました。それは、地域を大切にし、祖先を大切にし、代々の教えを受け継ぎ、守られてきました。そうしたなかで家も大切に保存され、代々引き継いできました。

しかし、現在では、その家も住む人もいなくなり、子どもたちは地域から都心に出ていったままになり、出ていった先で生活の拠点を設けたまま、いずれは地元に戻るということが、通用しなくなってきています。家も生き物ですので、空気を通さない、人のいない家は朽ち果てていきます。朽ち果てる前に活用できる対策が必要です。

 

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この記事を書いた人

一般社団法人空家空室対策推進協会代表理事/株式会社エアロスペース CEO/ビーモア株式会社代表取締役タナメラジャパン(マレーシアスパコスメ)代表/jasmin(全国民泊同業組合連合会)理事

一般社団法人空家空室対策推進協会代表理事/株式会社エアロスペース CEO/ビーモア株式会社代表取締役タナメラジャパン(マレーシアスパコスメ)代表/jasmin(全国民泊同業組合連合会)理事 北海道函館市生まれ。現在の札幌国際大学 卒業後、リクルート住宅情報事業部にてライターを務めた後、IT企業を経て不動産関連事業へ転身。その一方で、化粧品とサプリメントのコンサルティングや専門家としてのアドバイザー務める。海外派遣先では、フィリピン・タイ・カンボジア・マレーシアなどで日本への輸出入をテーマにセミナーを行うなどマルチに活動している。

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