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エントランスのファーストコンタクト決まるよい物件、悪い物件(2/2ページ)

斎藤 岳志斎藤 岳志

2020/05/17

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エントランスの見逃せないチェックポイント

エントランスは共有部分で、建物管理会社に部屋の所有者が支払っている管理費・修繕積立金によって維持、メンテナンスされている場所です。
また、そこに住んでいる人がほぼすべての人が必ず通る場所で、そこを見れば住まう人がどんな人たちなのかを推し量ることができるではないかと私は思います。

例えば、建物管理会社がいつもきれいに清掃しているといっても、四六時中清掃しているわけではありません。平気でゴミを投げ捨てたりする人がいれば、どこかにゴミが落ちていたり、散らかっていたりするものです。

ですから、物件選びではエントランスをしっかりとチェックする必要があると思うのです。

そのチェックポイントは、

1)清掃が行き届いているか
2)ポストに回りにチラシなどが散乱していないか
3)チラシや郵便物が飛び出しているようなポストはないか

といったことを念頭においてしっかりと見ます。

ゴミ捨て場、自転車置き場でわかる“住民の民度”

可能であればエントランス以外見ておきたい共有部分があります。

それはゴミ捨て場です。ここもきれいに掃除されているか。また、出されたゴミがまとめられているか、分別すべきペットボトル、缶、不燃物などがきちんと分別されているかなどを見ます。
ある意味、ゴミ捨て場を見れば、そこに住んでいる人の“素顔”が見える部分でもあります。

さらに自転車置き場もそこに住む人たちの素性を知る目安になります。きちんと自転車が整理されているか、ほこりをかぶった放置自転車がないかなどがチェックポイントです。
また、外に植栽があればその剪定状態、非常階段の状態というところもチェックポイントしてあげられます。

このように共有部分でチェックするところはいろいろありますが、まずは「エントランスに入ったときの第一印象」はとても重要です。そして、エントランスの臭いも含めた空気感を感じて、「いいね」とか、「自分も住みたい」と思えるか。自分で感じる印象や直感とったものは、入居しようとする人も感じることでしょう。
物件選びでは五感をフルに使って、“感じて”みることも必要です。

(文/斎藤岳志 画像/123RF)

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この記事を書いた人

ファイナンシャル・プランナー(CFP)

FPオフィス ケセラセラ横浜代表 百貨店在職中にファイナンシャル・プランナーの資格を取得。税理士事務所、経営コンサルティング会社などを経て、FPオフィス ケセラセラ横浜を開設、代表を務める。 マイホーム購入・売却相談のほか、不動産投資のサポートも行なっている。株式投資やFXなど一通りの投資を実践した後、2007年より不動産投資をスタート。現在は、自らの資産運用はほとんど中古マンション投資に絞って取り組んでいる。

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