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隠れて飼われて怒り心頭!よりも

ネコ歓迎物件の方がグッドチョイスかもしれません(3/3ページ)

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たとえば、

・においを軽減する消臭効果のある塗り壁の採用
・カーテンへのよじ登り対策ができるプリーツスクリーン
・飼い主と猫が互いの居場所を把握できる動線設計(人間の子どもと同じですね)
・猫用トイレコーナーに汚れに強いフロアタイルを使用
・猫用トイレのにおいを吸い込む換気システム
・猫用トイレコーナーへの猫専用出入り口の設置
・汚れやひっかき傷に強く、部分張り替えも出来る壁クロス
・脱走防止戸
・ペットカートを置ける大きな玄関土間
・ウォークインクローゼットや寝室、洗濯スペースを猫が入れないかたちに設計

などなど、賃貸物件のリノベーションや新築においても、大いに参考となる内容です。まさに、猫と快適に心地よく過ごしたい方にとっては、若干高い家賃でも、礼金アリだとしても、それでもぜひ手に入れたい環境といえるでしょう。

以上、いかがでしょうか。

ちなみに、こうした特化型の賃貸経営は怖いとおっしゃるオーナーさんも、少なからずいらっしゃいます。ターゲットに定めた以外のマーケットを失うことになるというのがその理由です。

たしかにそのとおりです。女性専用マンションであれば、当然、世の中の男性全員をマーケットとして失います。ただ、ちょっと屁理屈にはなりますが、どんな賃貸住宅も、建っている土地から動かせない以上、実は「特化型」物件です。

なぜなら、その建物の建つエリアや沿線への居住ニーズという特化された市場以外に、マーケットは決して望むことができないからです。

(文/朝倉継道 画像/123RF)

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この記事を書いた人

賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン『ウチコミ!タイムズ』では住まいに関する素朴な疑問点や問題点、賃貸経営お役立ち情報や不動産市況、業界情報などを発信。さらには土地や空間にまつわるアカデミックなコンテンツも。また、エンタメ、カルチャー、グルメ、ライフスタイル情報も紹介していきます。

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