賃貸で大事な「あの部分」も忘れずに!(2/3ページ)
ウチコミ!タイムズ編集部
2020/01/23
ところで、賃貸住宅です。
賃貸住宅でも築古物件を中心に、リノベーションでこれをよみがえらせるチャレンジは数多く行われています。そこで、この記事をお読みの皆さんへ質問です。
・分譲マンションではなかなか行われず、行うのも大変なリノベーション
・しかし、賃貸では予算さえあれば即断で実行できる
・入居者募集面での効果もおそらく高い
それは何でしょうか?
答えは、そうです。「共用部分のリノベーション」です。
分譲だと大変です。管理組合での決議など、住人の合意がなければ、たとえ資金はあってもそう単純にコトは進みません。ですが、賃貸の場合は簡単です。オーナーさんがやると決めればそのまま実行可能です。
なお、「共用部分」だと、主に廊下とエントランスが思い浮かびますが、ここでは外装・外構すべてを含めた、「居室部分以外でのリノベーション」と、範囲を広げてイメージしてみてください。
例を挙げましょう。たとえば、ゴミ置き場です。ゴミ置き場の外見がきわめてよくない物件が、賃貸には数多く存在します。
仲介会社のスタッフが、物件の前に車を停め、「こちらの建物です」と、入居希望者さんに伝えた瞬間、いきなりゴミの山が目に飛び込んでしまうような物件、数え切れないほどあるのでは?
そこで、こうした物件に対し、外構リノベーションで改善の手を打ったオーナーさんがいらっしゃいます。まさに、物件の汚い「顔」となっていた平置き・露天のゴミ置き場をやめ、その周囲も含めて丸ごと花壇に変えたのです。
見苦しく、ときには悪臭さえ漂っていた場所が、季節の花が咲く洋風の庭に一変しました。
収集日を守らず出されたゴミ、カラスが散らかした生ゴミ、道行く人が放り投げていったコンビニのコーヒーカップ、それらがいつも散乱していた風景は、悪夢から覚めるかのように一掃されました。
この記事を書いた人
賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン『ウチコミ!タイムズ』では住まいに関する素朴な疑問点や問題点、賃貸経営お役立ち情報や不動産市況、業界情報などを発信。さらには土地や空間にまつわるアカデミックなコンテンツも。また、エンタメ、カルチャー、グルメ、ライフスタイル情報も紹介していきます。