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知っておきたい!

新居マイホームに要るもの・いらないもの。では賃貸の場合は?(2/2ページ)

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さて、そこで話を賃貸に移してみましょう。


こんな定義はどうでしょうか。

「大抵見過ごされがちだけれども、賃貸住宅になるべくあった方がよいもの、あるいは、ぜひともあってほしいもの」です。


その答えは、室内物干しや、玄関近くに設置する姿見サイズのミラー、ピクチャーレールなどではありません。ましてや、モニター付きインターホンや宅配BOX、ゴミのストッカーなどといったものでもありません。


なぜならば、それらはもう誰もが有用性を十分に知っています。「見過ごされがちな」ものではないからです。


では、答えは何でしょう?


それはソフトです。

たとえば住人同士のコミュニケーション、オーナーさんと入居者さんとの良好な意思疎通、あるいは物件と地域との関係性。そうした人間同士をつなげる「ソフト」が、賃貸住宅という場所には本来もっとも必要です。


ところが、現代の賃貸住宅では、ほとんどの場合このソフトがしっかりと機能していません。


そのため、ソフトの一部であるルールも適切に機能しません。


結果として、騒音などの住人間トラブル、ゴミ出し・駐車・駐輪等での近隣トラブル、さまざまな犯罪や孤独死など、多くの問題が、各地の賃貸住宅から毎日のように生み出される結果となっています。


では、賃貸住宅によいソフトを取り戻すにはどうすればいいのか?


多くのオーナーさんにとって、明日にでも実行可能な第一歩があります。


それは、物件の掃除をしに行くことです。そして、そこで出会った入居者さんに明るく挨拶をすることです。自分がオーナーである旨を自己紹介し、それとともに住んでくださっていることへの感謝を伝えることです。住んでいて気づいたことや不満が無いかも尋ねてください。ソフトづくりはそこから始まります。


充実した賃貸経営を長く続けられているオーナーさんの多くが、この一歩目から、成功を掴んでいます。


(文/朝倉継道 参照元/SUVACO株式会社プレスリリース)

 

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この記事を書いた人

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