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ミレニアル世代はこんなにも「賃貸志向」

オーナーは期待を寄せられている?(2/3ページ)

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代表的な設問・回答を紹介しましょう。なお、その前にミレニアル世代とは…?

本調査では、「2000年以降に成人・あるいは社会人になる世代のことを指します」としたうえで、実際の調査対象は

・18~25歳(300名)
・調査期間 2019年1月24日~1月28日

と、設定されています。

つまり、2010年に成人した人でも、今年はもう30歳が間近ですから、上記はかなり若い括りとなっています。

さらに、これに加えて「18~25歳の子どもを持つ40~59歳・300名」もアンケートの対象とし、両世代の意識の違いを探ろうしたのが、今回の調査です。

とても象徴的な質問があります。

「自分の同世代に興味を持たれそうだと思う住まい方・暮らし方として、当てはまるものをお選びください」

アドレスホッピング
(固定の家に住まうことなくさまざまな場所に住む暮らし方)
ミレニアル世代 …30.7%
親世代 …9.7%

サードプレイス
(自宅や職場ではない心地よい第3の居場所を持つこと)
ミレニアル世代 …28.7%
親世代 …9.7%

デュアルライフ
(2つの地域に拠点をもった生活。都市と田舎、国内と海外など)
ミレニアル世代 …22.3%
親世代 …13.3%

いかがでしょうか。以上においては、いずれの回答からも、ミレニアル世代における、

「定住よりも移動の自由」
「固定された一個の住まいよりも複数の拠点」

を魅力に思う感覚が窺えます。親世代との差が大変顕著なことも注目点といってよいでしょう。

そしてこれら、アドレスホッピング、サードプレイス、デュアルライフといったライフスタイルは、いずれも賃貸住宅という業態に絡みやすいものです。賃貸住宅市場をさまざまな方向に広げてくれる可能性が感じられる点にも、ぜひ注目しておきたいところです。

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