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写真に力を入れない仲介会社・管理会社は、オーナーの足を引っ張ります(3/3ページ)

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ところで、「まずはインターネットにアクセス~スタートはそこからです」と、いま述べはしたものの、実はそれでは遅いケースが多いことも事実です。


その理由は、物件情報が流通する仕組みにあります。


たとえば、多くのオーナーが選んでいる「1社専任」の場合、物件の写真を撮り、広告に表示するためのデータ=物件概要をまとめるのは、通常、専任されたその1社です。


この場合、当該1社から提供された写真や概要が、いわばコピーされるかたちで、別の会社、いわゆる客付会社の広告に反映されるケースが非常に多いのです。


そんな状況で、さきほど示したような、オーナーとしては決して使ってほしくない写真や、間違った情報が、大量の広告に乗って流通してしまうと、収拾をはかるのはこれまたひと苦労です。


「以前の3点ユニットの写真が使われているじゃないか!リフォーム後の写真に差し替えてくれ」


と、オーナーが慌てて頼んでみたところで、すでにその写真は5社、10社、さらにもっと多くが自社の広告に掲載済み。そんなことも起こりうるわけです。


すると、それらすべてに修正が行き渡る間、オーナーさんはイライラ、ヤキモキ…。


つまるところ、1社専任とするにしても、オーナーが直接複数の会社に募集を依頼するにしても、いずれにせよ、

「仲介・管理会社がどんな物件写真を広告に使い、流通させようとしているのか?」
「どんな内容で物件概要がまとめられ、広告されようとしているのか?」

本来であれば、オーナーはしっかりと事前確認をしておくのがベストです。

 

(文/朝倉継道 参照元/株式会社クラスコ)

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この記事を書いた人

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