写真に力を入れない仲介会社・管理会社は、オーナーの足を引っ張ります(2/3ページ)
ウチコミ!タイムズ編集部
2019/08/20
その結果、何が起こってしまったか?
せっかく大金をかけて3点ユニットを「バス・トイレ別」にリフォームしたのに、写真はその後も長期にわたって「バス・トイレ一緒」のまま。そんな大惨事?に見舞われたオーナーさんもいらっしゃいます。
さらには、ズボラというよりも、そもそも不動産広告における写真のパワーをいまだに理解していない困った会社も存在します。
そうした会社は、当然ですが物件写真をきれいに撮ってくれません。物件にアピールポイントがあっても、カメラを向けずに冷たくスルーしたりもします。要は気持ちが入っていないのです。
たとえば…
築年は古いものの、洗濯機置き場はちゃんと室内にある物件。しかも防水パンはキレイにリニューアル済。なのに写真を撮ってくれない!
築浅、ホテルのような内廊下、屋内駐輪場付きのステキなマンション。なのに、肝心の内廊下と屋内駐輪場の写真が怖いくらいに真っ暗。居室内の写りも汚く、逆にイメージ悪化! 素晴らしい窓の景観が特長の部屋なのに、なんとまったく無視! そんな痛恨の例も見られます。
とはいえ、こういった写真の問題に関しては、実はオーナーさんの責任もあまり小さくはありません。
「部屋の写りが暗すぎるよ」
「新しく入れ替えたエアコンが写っていないじゃないか」
そんな指摘は、オーナーさんがネット画面を開き、ご自身の物件の広告を確認することで、簡単にできることなのです。
ところが、多くのオーナーさんがそれをしていません。心がけましょう。空室が埋まらないな、おかしいな、と思ったら、まずはインターネットにアクセスです。そしてポータルサイトで広告を確認する。スタートはそこからです。
なお、写真だけではありません。ほかにも導入している設備の表示が無かったり、初期費用などの金額にミスがあったり、オーナーさんが見てこそ間違いに気付けるポイントが、広告上には目白押しです。
この記事を書いた人
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