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物件のゴミ置き場に外部の人が勝手にゴミを……どう対処するか(2/2ページ)

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防犯カメラとセンサーライトで抑止

ターゲットになるのは、ゴミを捨てやすい露天のゴミスペースだけではない。

フタ付きの収集ボックスや、屋根や扉が付いた収集庫であっても、平気でフタや扉を開け、ゴミを放り込んでしまう。

「入居者さんは、どうしてゴミ出しのルールを守ってくれないんだろう。今日も収集拒否されたゴミが…」と悩むオーナーが、生ゴミもペットボトルもごちゃまぜのゴミ袋をひらいてみると、向かいのアパート宛のDMが入っているというのはよく耳にするパターン。

では、こうした迷惑行為を防止するには、どうしたらよいのか。ゴミスペースを移動させようにも、費用がそれなりにかかるし、収集庫の鍵をオーナーが朝昼開け閉めするかたちも、負担が大きい。こうした問題から、ゴミ問題の対策として、防犯カメラの設置がベストとなる。

防犯カメラのねらいは、犯人を捕まえることではなく、犯行の抑止にある。そのため肝心なのは、カメラの存在を周囲にきちんと知らしめることだ。

例えば「入居者専用ゴミステーション・防犯カメラ24時間稼働中」といったようにカメラのイラストも添え、目立つようにはっきりとアピールするのが鉄則だ。

さらに、人の接近に反応するセンサーライトが夜間作動するようにすれば、さらなる抑止力となる。

加えて、ゴミスペースや収集ボックス、収集庫やその周りは、いつもきれいにしておくことも重要だ。特に露天型のゴミスペースでは注意したい。汚い状態にしておくと、不法な投棄だけでなく、通りすがりのポイ捨ても呼び込みやすくなる。汚い場所に、汚いモノが集まりやすくなるというのは万国共通である。

ゴミ置き場を綺麗に使ってもらったお礼として、感謝の言葉とともにオーナーから入居者へお礼をするのも、ときににはいいかもしれない。プレゼントは、もちろんゴミ袋。手元にいくらあってもよい必需品だ。きっと喜ばれるだろう。

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