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家賃の値上げを拒否された場合は?

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◎家賃の値上げを拒否された場合

 

以上の準備を進めた上で、家賃の値上げを請求しても「値上げは勘弁してください・・・」という様な借主さんの反応は周辺の家賃状況などを説明する事で「少なくする事」は出来ると思いますが、想定できます。

 

そうなってしまった場合「家賃値上げに強制力」がある訳ではありませんので、話合いという事になります。「話合いは面倒だな〜」という方もいるでしょうが、この時点では他に手がありません。

 

金額的な交渉という感じになるのだとは思いますが「アパート全体に協力してもらっている」事や「アパートの中で1件だけ違う家賃には出来ないので・・・」など理路整然と「お願いする方向」で交渉しましょう。

 

くれぐれも、感情的な交渉はご法度です。感情的な亀裂が入ってしまうと、理屈や理論が通じなくなってしまいます。

 

ひいては、他の入居者の方々にも悪影響を及ぼす可能性もありますので、十分に注意してください。ここまでは、問題としてもそれ程大きくない場合でしたが「借主さんが家賃値上げを完全否定」してきた場合が大変ですね。

 

どんなに話をしても、全く交渉に応じてくれない。しかし、家賃だけは「キチンと支払っている」場合だと非常に難しいですね。最終的には「訴訟」でしか解決できない場合もあります。

 

「訴訟」となると非常に重たく感じますね。しかし、アパートの1室だけ対応を変えたのでは、アパート全体に、ひいては大家さんの経営に影を落とす可能性がありますね。

 

訴訟になる様なケースは非常に稀ではあると思いますか、訴訟を行わなければいけない危険もある事を念頭に置きましょう。

 

◎訴訟になる事を回避する施策

 

施策と言うほど、大した話では無いかもしれませんが、下記に箇条書きで紹介します。

 

  • 家賃値上げの根拠の資料をそろえて提案する。
  • 事前に借主さんに会って事情説明や予告を丁寧にしておく。
  • 借主さん達と、普段からコミュニケーションを取る様にする。
  • 借主さんからの連絡など(相談や報告)の対応を良くするように心がける。

 

現代では、賃貸経営も大家さんが前面に出なくても、不動産会社や管理会社任せでも問題なく経営できる感じがします。

 

しかし、貸主さんも借主さんも人間ですから「疎遠になればなるほ」感情の縺れや行き違いが多くなります。

 

不動産会社や管理会社が「借主サイド」から見て、良く出来ているのか?
アパートに「借主サイド」から見て、問題などは起きていないのか?

 

そういった細かい事でストレスをためていたり、困っている状況で「いきなり家賃の値上げ」の話だけが届いたり・・・。こうゆう状況に、問題が大きくなるのでしょう。

 

大家さんも、この問題に対応して頂くだけで、アパートの環境改善にもなりとてもいいと思います。
月1回の見回りでも構わないと思います。

 

住人の方に声をかけたり、話しかけられたり・・・。管理会社などに頼んでいたとしても、気にせずにやってみて下さい。お勧めの方法です。

 

貸主も借主も気持ちよく良い関係を続けたいものです。

部屋を貸したい人、部屋を借りたい人が集まり、コミュニケーションをしているサイトがあります。ウチコミ!と言います。借主さんも貸主さんも一度覗いてみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

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