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一人暮らしの部屋探し~大学生編~

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■予算・条件を決めて物件を探そう

大学に入学するのを機に、初めての一人暮らしに挑戦する人は多いと思います。寮などに入れば、食事等の心配をしなくて良い代わりに集団生活のルールを守らねばなりません。一人暮らしであれば、守るべきルールはゴミ出しの方法ぐらいで済みます。このため一人暮らしに憧れる人も多いのですが、物件探しの際はいくつかポイントを押さえておかないと、思わぬ失敗をしてしまうことも。

引っ越しにはお金がかかりますので、できれば大学の4年間、快適に過ごせる部屋を見つけたいですよね。ご親族の方が部屋を探してあげる場合でも、注意点は基本的に変わりません。また、女性の場合は前回「女性の一人暮らしにおける部屋探し」で述べたようなポイントを押さえると良いでしょう。今回は初めての一人暮らしにおける部屋探しで注意したいポイントをお伝えします。

まず、部屋探しでは不動産屋に行ってみる他に、最近ではインターネットで物件情報を探す人が多いと思います。しかし、最終的には部屋を内見して決める人が多いはずです。アパート・マンションの外観や内部を見て疑問に思うことがあれば、すぐに決めることは避けましょう。

営業マンの人は「すぐに他の人が入ってしまいますよ」などと言うかもしれませんが、部屋選びを買い物だと考えると、数十万円の買い物です。慎重に決めて良いのです。

もっとも、大学生の入学時期は決まっているので、部屋探しは競争になるのも事実です。迅速に良い部屋を決めるには、部屋に求める条件と予算をはっきりさせておく必要があります。

例えば東京23区内で、マンション、8畳、バス・トイレ別、洗面台付き、キッチンのコンロは2口、といった物件を5万円台で見つけるのは難しいと言えます。その時の相場にもよりますが、おそらく7万円台からでないと見つからないのではないでしょうか。

こういった相場を知るためには、インターネットが役に立ちます。不動産屋に行く前に大体の相場を掴んでおくと良い物件と悪い物件の差が見つけやすくなるはずです。格安物件に出合う場合もありますが、事故物件だったり、築年数が30~40年以上経っていたりするので、注意が必要です。

部屋の設備については人の好みなので触れませんが、洗濯物を干せる環境かどうかは気を付けましょう。中には部屋干ししかできない物件もあります。また、日当たりが悪い部屋にも注意が必要です。梅雨時などは湿気が溜まりやすくなり、特に1階であればカビやゴキブリが発生しやすい場合があります。

鉄筋造りのマンションであれば、隣室の物音はあまり気にならないものですが、木造アパートの場合は極端に壁が薄い場合があります。幹線道路など、外からの物音もチェックするようにしましょう。騒音問題はずっと付いて回ります。

また、コンビニやスーパーが近くにあるかもチェックしておいた方が良いでしょう。一人暮らしに慣れてくると、3食すべて外食というのは意外と負担になるものです。

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この記事を書いた人

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