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粋に現れクールに去る 賃貸・引っ越し挨拶でのベテランからの5つのヒント(2/2ページ)

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4.相手のことは聞かない。自分の「あのこと」はさりげなく言う

現代の引っ越し挨拶でのマナーのポイント、それは「相手のことを尋ねない」だ。突然やってきた、人となりもよく分からない新住人から、「学生さん?」「お勤めですか?」などと聞かれるのは、誰にとっても気持ちのよいことではない。

一方で、挨拶をよい機会に、ぜひ相手に伝えておきたいのは自身の生活時間のことだ。

「会社が遠いため朝早く出勤しますので、多少物音がするかもしれませんがどうかご容赦ください」

「帰宅が深夜になることがあります。ドアの開け閉めが聞こえましたらごめんなさい」

そんな情報が事前に得られているかどうかで、人間が感じるストレスの度合いというものはかなり大きく違ってくる。

5.去り際をキレイにすると自分の心が掃除される

賃貸住宅で壁や天井・床を接していた隣人と、将来またどこかで出会うといったことは非常に少ないだろう。

なので、メリット・デメリット論だけでいうと、入居時のみならず、物件から退去する際にも周りに挨拶することにはあまり意味がないといえば、たしかにそのとおりだ。

しかし、自身の納得感はそれとは別だ。小さな縁であっても一期一会を大切に、去り際もしっかりと周りに挨拶をする人は、たとえ若くとも人生を知る人物といえるだろう。

丁寧に先方を訪問し贈り物を渡す人もいるが、「お世話になりました。ご健康をお祈りします」など、温かな言葉をしたためた手紙をポストに入れてクールに去るのもまたよしだ。

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この記事を書いた人

編集者・ライター

賃貸住宅に住む人、賃貸住宅を経営するオーナー、どちらの視点にも立ちながら、それぞれの幸せを考える研究室

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