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賃貸の内見で見逃してはいけないのにみんなが「見逃しやすい」ポイント(3/3ページ)

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加えて、窓といえば、トイレやキッチン、バスルームなどの「小窓」にもぜひ注意を。すき間風の入りやすいルーバー窓が設置されているなどすると、たとえ居室側の窓がまともな仕様でも、断熱効果が大きく削がれてしまう。たまに見られる残念なパターンだ。

用心深い人がチェックする建物外観のあるポイント

内見では、室内ばかりに注意を向けず、建物を外から見たときの様子にも気を配ろう。

あれば見つけたいのは「汚部屋」だ。注目点は各部屋のベランダと窓になる。その物件にいわゆる汚部屋がある場合、モノが無造作にあふれるベランダや、内側にゴミが積み上がり、塞がっている窓といった様子から、存在を把握できることが多い。

もちろん、周りに建物があるため視界に入る部分が限られるなど、確認には限界もあるのが普通だが、可能な範囲だけでも見ておくに越したことはない。物件内で害虫が大発生していたり、汚部屋の主が騒音などのトラブルメーカーにもなっていたりなど、深刻な問題を避けられる確率が上がるだろう。

スマホで記憶の「混乱」予防も

賃貸住宅の内見で、多くの人が見逃しやすかったり、気付きにくかったりするポイントをいくつか挙げてみた。

内見の際、窓から外の景色を眺めない人はまずいない。だがその際、窓の仕様にまで関心を寄せる人は、実際かなり少ないものだ。

同様に、ゴミ置き場や駐輪場がキレイかどうかをチェックする人は数多いが、そこで視線を上に上げ、各部屋の窓やベランダを見回す人はあまりいない。

部屋の広さや明るさを気にする人は多いが、隅にあるコンセントの数を数えたり、位置を確認したりする人は少ない……と、要はそんなところだ。

なお、スマホについては、通信状態のチェックのみならず、部屋の写真を撮っておくことでもぜひ活用したい。1日に3部屋、4部屋と、続けて多くを内見する場合など、各物件での記憶があとで混ざり合ってしまい、「あの設備ってどの部屋にあったっけ」など、よく混乱することがある。

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この記事を書いた人

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賃貸住宅に住む人、賃貸住宅を経営するオーナー、どちらの視点にも立ちながら、それぞれの幸せを考える研究室

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