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賃貸の内見で見逃してはいけないのにみんなが「見逃しやすい」ポイント(2/3ページ)

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ただし、携帯電話会社による通話やデータ通信の場合、いまは多人口の地域ならばそのほとんどが通信可能エリア内にしっかりとカバーされている。昔のように、引っ越したあとで問題に気付き、契約先を変更せざるをえなくなるような話は、最近ほぼ聞かなくなった。

しかし、それでも注意は必要だ。

街の中心部を離れた郊外や、壁などが電波の障害になりやすい鉄筋コンクリート造の建物など、特に要チェック!

さらに、スマホ・携帯では問題がなくとも、Wi-Fi端末(データ通信端末などとも)の方が電波を十分に拾ってくれないといったこともある。確認はぜひとも万全に。

サイズを計れ

「洗濯機置き場に『防水パン』があることは、内見の際にちゃんと確認していた。ところが、なんと引っ越してみたら手持ちの洗濯機とサイズが合わなかった!」

そんなハプニングや、置こうと思っていた家具が置けないといったことが起きないよう、内見では、メジャーを持参しての部屋の各部のサイズチェックを忘れないことも大事な注意点だ。


誤差は手間となるのでスマホのメジャーアプリではなく、実物を持参すべし/©︎belchonock・123RF

さらに、長めのソファなど、大きな家具を持つ人は、居室内だけでなく、物件エントランスから部屋のドアをくぐり、室内に持ち込むまでの搬入ルートについても、各所、幅や高さを測っておいた方がいい。もちろん、引っ越しの際のハプニングやトラブルを防ぐためだ。

快適な生活のカギ、窓への目配りを

賃貸物件の内見をしてきたという人に、窓はどんな仕様でしたかと聞くと、「えっ、よく覚えていない」——そんな答えが実際多い。

とても残念なことだ。なぜなら、窓こそ、その部屋での暮らしの快適さを左右する一番の要素というべき部分だからだ。物件の外からの騒音も、夏の暑さも、冬の寒さも、どこよりも窓を通して部屋に侵入する割合が高い。

例えば、ガラス1枚のみのアルミサッシがひと組ハマっているだけの窓と、「複層ガラスの樹脂サッシも含まれた二重窓」といった仕様では、部屋の熱環境も、音の侵入度合いも、格段に違ってくる。特に、後者のようなしっかりとした窓が入った部屋で暮らしていた人が、レベルダウンした部屋にうっかり引っ越してしまうと大変だ。年中かなりのストレスにさらされかねないので要注意だ。

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この記事を書いた人

編集者・ライター

賃貸住宅に住む人、賃貸住宅を経営するオーナー、どちらの視点にも立ちながら、それぞれの幸せを考える研究室

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