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大きな病気で住宅ローンが払えなくなったら?

ガンと診断されると住宅ローン残高が0円になる!? ガン保障特約付団信について知っておこう(2/4ページ)

小島淳一小島淳一

2017/07/18

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金利の負担を考えて保障内容を選ぼう

ただし、こうした団信に加入すると、保障が厚くなる分、金利が上乗せされてしまうのが一般的です。保険料の分が上乗せされると考えればいいでしょう。

保障が厚くなるとはいえ、金利の負担が大きくなるため、どれくらい負担が増えるのかをシミュレーションした上で、加入するかどうかを検討することをおすすめします。

たとえば、金利が0.3%上乗せされる場合、総返済額はどの程度変わるのでしょうか。3000万円を金利1%、返済期間35年で借り入れた場合について見てみましょう(図1)。


(図1)金利が0.3%上乗せされた場合の返済額の違いは?

1%の場合の総返済額=約3,557万円

金利0.3%上乗せ(適用金利1.3%)の場合の総返済額=約3,736万円

総返済額の差は約179万円となります。これだけのお金をかけて、7大疾病などの保障をつけるかどうか、慎重に検討したいところです。

時間が取れるのであれば、民間の生命保険会社などが出している3大疾病保障保険と比較してみるのおすすめです。

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この記事を書いた人

ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定)、相続診断士

1970年生まれ。神奈川県海老名市出身。 早稲田大学商学部を卒業後、93年、「海賊とよばれた男」の出光興産株式会社に入社。特約店経営改善計画からマーケティング・SS現場の増客増販まで一連のガソリンスタンド事業に携わる。福島県山間部での集客イベントでは3日間でガソリン10万ℓを売上、全国優秀店表彰へ導く。 その後、2000年にヘッドハンティングされソニー生命に入社。社内表彰やMDRTに連続入会、営業職最高位エグゼクティブライフプランナーに認定される。 現在は、金融機関に属さない独立系FP会社:ライフワーク株式会社の代表として、リスクマネジメントコンサルティングを中心に、各種セミナー講師として活躍中。

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